くせ毛になる理由は、遺伝が大きく関わる先天的な場合と摩擦や乾燥、加齢などの影響でくせ毛になる後天的な場合が考えられます。先天的なくせ毛は、トリートメントを使ってうねりにくくさせるのは困難です。しかし後天的なくせ毛には、トリートメントを使ってダメージ補修や保湿がおすすめです。
この記事では、くせ毛になる理由・くせ毛におすすめのトリートメント・トリートメントの選び方や使い方・正しいケアの方法などを紹介します。
くせ毛になる理由2つ
くせ毛になる理由は、遺伝による先天的な場合と環境的な要因や加齢など後天的な場合があります。まずは理由から確認していきましょう。
1.先天的なくせ毛の場合
くせ毛の理由の1つ目は、遺伝による先天的なものです。生まれつき髪の毛がウェーブ状の場合は、先天的なくせ毛の可能性が高いでしょう。
先天的なくせ毛の場合は、主に以下の3つの原因が考えられます。
- 毛穴の曲がり
- 髪内部のシスチン結合(※)のゆがみ
- 髪の水分やタンパク質の偏り
※:髪内部のシスチン結合とはシスチンというアミノ酸が結合することで、強度や弾力、柔軟性を保つことです
2.後天的なくせ毛の場合
2つ目は環境的な要因や加齢などの影響による後天的なくせ毛です。後天的なくせ毛の場合は、主に以下の5つの原因が考えられます。
- 摩擦や乾燥などの髪へのダメージ
- 毛穴づまり
- ホルモンバランスの乱れ
- ストレス
- 加齢
くせ毛におすすめのトリートメント
ここではくせ毛におすすめのトリートメントを5つ紹介します。それぞれのトリートメントの特徴と価格を合わせて紹介します。
内側から水分バランスを整える【スリークbyサラサロン バランシングエッセンス】
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〈スリークbyサラサロン バランシングエッセンス〉はくせ毛におすすめのアウトバストリートメント(※)です。内側から水分バランスを整え、うねりの原因である髪内部のゆがみを寝ている間にときほぐします。
※:アウトバストリートメントとは、「洗い流さないトリートメント」とも呼ばれ、髪を洗ってお風呂から出た後に使用するトリートメントです。
ミルクタイプの洗い流さないトリートメント【ヘアメンテナンスエマルジョン】
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〈プロカリテ ヘアメンテナンスエマルジョン〉はミルクタイプのアウトバストリートメントです。ミルク状の濃厚なテクスチャなので、硬くて強いくせ毛にも浸透します。髪の毛の内側からうるおいを与えて整えます。うねりやヘアスタイルの崩れ、ダメージなどのトータルケアができるトリートメントです。
髪の内部からケア!【イッシヘアパックセラム】
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〈ISSHI イッシヘアパックセラム〉は、ヘアサロンでも話題のヘアパックセラムです。酸熱トリートメントにも配合されている、「グリオキシル酸」が髪の内部からケアします。
3日に1回がおすすめ【ビックリドカーン】
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〈ハホニコ(HAHONICO)ビックリドカーン集中ケアトリートメント レディサボン〉は、くせ毛だけでなく、さまざまなヘアケアが可能なインバストリートメント(※)です。くせ毛以外にもカラーやブリーチ、縮毛矯正などのダメージが気になる人に向いています。使用頻度は3日に1回程度がおすすめ。
※:インバストリートメントとは、「洗い流すトリートメント」とも呼ばれ、お風呂の中でシャンプーの後に使用するトリートメントです。
クセ毛、うねり、広がりに【ザ・リペア(THE REPAIR) 酸熱ウォータートリートメント】
ビーラグジュアリー(B.Luxury) ザ・リペア(THE REPAIR) 酸熱ウォータートリートメント 200mL 1,980円(税込) |
〈ビーラグジュアリー(B.Luxury) ザ・リペア(THE REPAIR) 酸熱ウォータートリートメント〉は、クセ毛、うねり、広がり特化型ウォータートリートメントです。寝グセがつきにくく、朝にスタイリングしやすい髪へ仕上げます。
くせ毛向けトリートメントの選び方5つ
くせ毛向けのトリートメントの選び方は、主に種類・成分・髪質・仕上がり・使い方の5つが挙げられます。ここではそれぞれの選び方を詳しく紹介します。
1.種類で選ぶ
トリートメントにはクリームやミルク、オイル、ジェル、ミスト、スプレーなどの種類があり、それぞれ得意な役割が違います。種類別の主な役割は、以下の通りです。
種類 | 役割 |
ミルク、クリーム | 保湿、補修 |
オイル | ダメージケア |
ジェル | 髪の広がり抑制 |
スプレー、ミスト | うるおい |
2.成分で選ぶ
トリートメントの成分で選ぶのも大切です。
気になるポイント | 成分 |
パサつき | セラミド、ヒアルロン酸、ホホバ種子油 |
ハリ、コシ |
ケラチン、ヘマチン |
ダメージ | ヘマチン、ケラチン、アミノ酸、ペリセア |
まとまり | セラミド |
ツヤ | シリコン |
3.髪質で選ぶ
人によって髪質はさまざまです。だからこそ髪の悩みも人それぞれ異なります。そのため、髪質に合ったトリートメントを選ぶのは大切です。
髪の毛が柔らかくて細いくせ毛の人は、さらっとしたまとまりのある髪に仕上がるミルクやミストタイプがよいでしょう。オイルやクリームタイプは、逆効果になる場合があるため、注意が必要です。
髪の毛が太くて硬い人は広がりを抑え、やわらかく仕上げるためにクリームやオイル、ジェルタイプを使うとよいでしょう。
4.仕上がりで選ぶ
なりたいイメージや、好みの仕上がりに合った種類のアウトバストリートメントを選ぶのもおすすめです。
好みの仕上がり | 種類 |
しっとり | クリーム、ミルク、オイル |
さっぱり、サラサラ | ジェル、ミスト |
ツヤ | オイル |
まとまり | 保湿力の高さ |
5.使い方で選ぶ
お風呂の中で使うのか、お風呂の外で使うのかで選ぶのも大切です。髪の毛のダメージ補修や栄養補給したい人はお風呂の中で使うインバスタイプを。
紫外線や摩擦などのダメージを防ぎたい人は、お風呂の外で使うアウトバスタイプを選ぶのがおすすめです。
トリートメントの使い方
トリートメントの使い方は、お風呂の中で使う「インバストリートメント」とお風呂の外で使う「アウトバストリートメント」の2つに分けられます。それぞれの使い方を詳しく解説します。
インバストリートメントの使い方
インバストリートメントはお風呂の中で使う、洗い流すタイプのトリートメントです。基本的な使い方は以下の通りです。
- シャンプー後、水気をしっかり切る
- 手ぐしや絡まりがある場合はコームで軽くとかし、髪を整える
- 適量のインバストリートメントを毛先から順番に髪全体へ塗布する
- 髪全体へ均一になじむよう目の粗いコームでとかす
- 使用するインバストリートメントに指定された時間おき、丁寧に洗い残しがないように流す
商品によって使い方が異なる場合があるため、使用方法を確認して正しく使いましょう。
アウトバストリートメントの使い方
アウトバストリートメントはお風呂以外で使う、洗い流さないタイプのトリートメントです。基本の使い方は以下の通りです。
- 髪の毛の水分を手で握って絞ったあと、タオルで押さえるようにやさしく拭き取る
- トリートメントを手の指の間までなじませ、毛先からつけていく
- 毛先につけたら、中間、表面の順につけ軽くもみ込む
- 手ぐしやコームで研いでから、トリートメントを髪全体にしっかりなじませる
- 髪の毛を軽く引っ張りながら根元、中間、毛先の順に乾かす
- 8割程度乾いたら、もう一度トリートメントをつける
インバスと同様に商品によって使い方が異なる場合があります。使用方法を確認して正しく使いましょう。
くせ毛の正しい4つのヘアケア
後天的なくせ毛にはトリートメントを使うだけでなく、その他のヘアケアが欠かせません。気をつけたい4つのヘアケアについて確認していきましょう。
1.やさしい成分のシャンプーを使う
シャンプーの成分にアミノ酸が配合されていると、頭皮や髪の毛をやさしく洗えます。
洗浄力が強いシャンプーは髪の毛や頭皮が乾燥しやすくなり、皮脂が必要以上に分泌される恐れがあります。過剰な皮脂は毛穴をつまらせ、くせ毛になる原因になることも。
2.髪の毛は丁寧にやさしく洗う
髪の毛はくせ毛に限らず、丁寧にやさしく洗うのが大切です。髪の毛は激しく過剰に洗ってしまうと必要な油分や潤いが失われるだけでなく、乾燥してダメージを受けやすくなり、余計にうねりやすくなってしまいます。
髪の毛の正しい洗い方は以下の4ステップです。
- シャンプー前にブラッシングして、汚れをとる
- しっかり予洗いして頭皮や髪の汚れを取り除く
- シャンプーは手で泡立てて、指の腹でやさしくマッサージするように洗う
- ぬるめのお湯でしっかりと洗い流す
3.髪を洗ったあとはすぐに乾かす
髪の毛は濡れたまま放置するとパサつきや枝毛、うねりが強く出やすくなる可能性があるため、根元からしっかりと乾かすことが大切です。
またドライヤーを使ってしっかり乾かすことで、髪にツヤが出てまとまりやすくなります。加えて、くしでとかしながら、低めの温度に設定したドライヤーで乾かすとボリュームも抑えられるでしょう。
4.生活習慣を整える
ヘアケアと関わりがないように見えますが、生活習慣を整え、体の中から髪の毛にアプローチするのも大切です。
睡眠不足は、ホルモンバランスに悪影響を及ぼすだけでなく、ストレスが溜まりやすくなります。ストレスを溜め込んでしまうと頭皮の血行が悪くなり、毛穴づまりの原因になるため、適切な睡眠をとってストレスを溜めないように心がけましょう。
食事では髪に必要な、タンパク質やカルシウム、ビタミン、鉄分などを摂取するとよいでしょう。ただし、摂りすぎは注意です。適切な摂取量を心がけてくださいね。
くせ毛ケアでよくある質問
ここではくせ毛ケアでよくある質問を2つピックアップしました。それぞれの質問の回答をみていきましょう。
毎日トリートメントを使用してもよい?
トリートメントの使用頻度は、商品によって異なるため一概には言い切れません。ほとんどのトリートメントは、シャンプーで落ちるため持続性がなく、こまめな使用がおすすめです。
毎日の使用が推奨されているものから、週に2,3回が推奨されているものまであるため、それぞれの商品の使用方法をよく確認して正しく使ってください。
ただし、インバストリートメントは過剰使用すると毛穴づまりの原因になる可能性もあるので注意が必要です。
インバス・アウトバストリートメントは併用してよい?
インバス・アウトバストリートメントは併用可能な商品もありますが、商品によって異なるため使用方法を確認するのが大切です。
一般的にはインバスは髪の内側の補修、アウトバスは髪の表面のダメージ補修と役割が異なるため併用がおすすめです。
くせ毛に合ったトリートメントを使おう
くせ毛の原因は、先天的と後天的な場合があり、人それぞれくせ毛の出方は異なります。後天的なくせ毛はトリートメントでまとまりやすくできますが、トリートメントだけでは限界があるため、その他のヘアケアも同時に行うことが大切です。
まずは自分のくせ毛の原因や自分に合ったトリートメントの選び方を確認しましょう。
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