髪にやさしいヘアカラーの方法として昨今注目されている「ヘナカラー」ですが、どのようなものか知らない人も多いでしょう。本記事では、ヘナカラーとは何かについて、メリット・デメリットとともに解説します。具体的な使い方も説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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ヘナカラーとはどんなもの?
「ヘナカラー」とは、ミソハギ科の植物であるヘナの葉を乾燥させて粉末状にしたヘアカラー剤です。ヘナの粉末を水で溶いたものを髪に塗布することで、髪の毛のタンパク質と反応して着色されるという仕組みになっています。
ヘナの葉だけだと髪の状態によってはオレンジ色や赤みがかった色になるため、一般的に販売されているヘナカラーには濃く自然なブラウンへ染められるように、藍色の原料となるインディゴがブレンドされている傾向にあります。
そのため、ヘナカラーとは一般的なヘアカラー剤のような髪色のトーンアップよりも、白髪染めや黒髪戻しなどで使われることが多いです。
ヘナカラーのメリットとは?
ヘナカラーは天然素材をベースにつくられていることから、普段のカラーリングに取り入れれば多彩なメリットがあります。ここからは、ヘナカラーのメリットとは何かについて解説していきましょう。
①髪の毛・頭皮にやさしい
ヘナカラーを使う最大のメリットとは、髪の毛や頭皮にやさしいという点です。一般的なヘアカラー剤とは美しい色を出すことを目的としており、ベースとなる酸化染料(ジアミン)に加えて、髪の色素(メラニン)を脱色するブリーチ剤などが含まれている傾向にあります。
酸化染料やブリーチ剤は、頭皮のかぶれ・髪のダメージの原因です。その点ヘナカラーは、天然素材のヘナが持つ植物性色素によって髪を染められるため、酸化染料やブリーチ剤が含まれおらず、髪や頭皮へのダメージを抑えながらカラーリングができます。
②トリートメント効果がある
トリートメント効果が期待できる点も、ヘナカラーを使うメリットです。天然のヘナは、髪のタンパク質と結びつくことで薄い皮膜を形成する特徴があります。ヘナの成分がつくる皮膜によってコーティングされることで髪の乾燥を防ぎ、ハリ・コシのある髪へ整えられるとされています。
③ヘアカラーが長持ちしやすい
ヘアカラーが長持ちしやすい点も、ヘナカラーの大きなメリットです。ヘナカラーとは髪のキューティクルを破壊せずに内部まで染料を浸透させるものであるため、一般的なヘアカラー剤に比べて退色しにくい傾向にあります。
使用方法や髪質などによって多少異なりますが、一般的にヘナカラーの色持ちの長さは1~2ヶ月程度です。色落ちの仕方も自然で、髪の根元が目立ちにくいため、こまめに染め直す必要もありません。
おすすめのヘナカラーをご紹介!
左から
グリーンノートヘナ オーガニータ 白髪染め アースブラウン(自然な茶色) 100g 2,530円(税込)
ナイアード No.4 ヘナ+木藍 100g 黒茶系 1,650円(税込)
グリーンノート ヘナ ナチュラルブラウン 1,760円(税込)
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ヘナカラーは一般的なヘアカラーよりも色数が少ないものの、メーカーによって少しずつ違った色味を楽しめます。そのため、自分に合うヘナカラーとは何か迷ってしまう人もいるでしょう。ここからは、おすすめのヘナカラーについてご紹介します。
落ち着いた自然な黒茶色へ【ナイアード No.4 ヘナ+木藍】
〈ナイアード No.4 ヘナ+木藍〉は、染めるたびに艶やかな髪へ仕上げることをコンセプトとしたヘナカラーです。ベースとなるヘナに加えて、藍色の染料として古くから親しまれている木藍を配合しています。メーカーオリジナルレシピの染料は、白髪を落ち着いた黒茶色へ染め上げます。
髪や頭皮を健やかに整えるトリートメント成分としてアンマロクやカンゾウをはじめとした7種類のハーブを採用している点も特徴です。白髪染めをしながら、ハリ・コシのある艶やかな髪に整えられるでしょう。
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オーガニック認証のヘナカラー【グリーンノートヘナ オーガニータ 白髪染め】
〈グリーンノートヘナ オーガニータ 白髪染め アースブラウン〉は、フランスの有機認証の第三者機関『エコサート』からオーガニック認証を取得したヘナカラーです。良質なヘナにナンバンアイ葉などの複数のハーブを配合しており、二度染めしなくてもしっかり染められます。
白髪は深みのあるブラウンへ、黒髪はやや暗めの色に染まります。ハーブが持つ染色力とトリートメント効果により、ハリとツヤのある健康的な髪に整えてくれるのも魅力です。オーガニック成分100%かつノンジアミン・合成成分不使用なので、頭皮への刺激が気になる人にも使いやすいでしょう。
ナチュラルな染まり方が魅力【マックプランニング マックヘナ ハーバルヘアートリートメント】
〈マックヘナ ハーバルヘアートリートメント ナチュラルブラウン〉は、100%植物成分のみでつくられた「マックヘナ」シリーズの人気色です。最高級ヘナとインディゴをブレンドしたことで、白髪をシックで落ち着きのあるブラウンへ染め上げます。
トリートメント効果もあり、白髪カバーしながらハリとコシのある健やかな髪質へ整えられるでしょう。仕上がり時間は30~40分とスピーディなので、ヘナカラー初心者にも使いやすいアイテムです。
白髪染め・黒髪戻しにぴったり【グリーンノート ヘナ】
〈グリーンノート ヘナ ナチュラルブラウン〉とは、良質なヘナにナンバンアイ葉(インディゴ)とアンマロク果実をブレンドしてつくられたヘナカラーです。甘栗の皮のような濃く落ち着いたブラウンに染まります。
トリートメント効果を持つアンマロク果実により、美しく染めながらハリ・コシのある髪へ整えます。白髪染めにはもちろん、ヘアカラー後の黒髪戻しにもおすすめです。
ダメージケアしながらやさしく染める【テンスター ヘナカラートリートメント】
〈テンスター ヘナカラートリートメント ダークブラウン〉は、カラーリングとダメージケアの両方を考えてつくられたヘナカラーです。ヘナパウダーから抽出した独自のトリートメント成分であるヘンナ葉エキスを配合しており、髪にハリやボリュームを与えつつ白髪ケアができます。
髪の表面に色を付けてコーティングするタイプである点も特徴です。カラーリング時の髪へのダメージを抑えながら、自然な色合いに仕上げられるでしょう。
また、他のアイテムに比べて置き時間が約5分と短いため、手軽にヘナを楽しみたい方にもおすすめです。
おすすめのヘナカラー関連アイテム
ナイアード ヘナケアオイル 45mL 1,210円(税込)
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天然素材特有の色味を長持ちさせるためにも、実際にヘナカラーをする際には染料以外のアイテムにもこだわってみましょう。ここからは、おすすめのヘナカラー関連アイテムをご紹介します。
ヘナカラー後の髪の毛に潤いを与える【ナイアード ヘナケアオイル】
〈ナイアード ヘナケアオイル〉とは、ヘナカラーをより快適に楽しめるようにつくられたヘアオイルです。香料・着色料・保存料無添加で植物オイル100%でつくられているため、髪や頭皮への刺激が気になる人にも使いやすいでしょう。
潤い成分としてアルガンオイルやオリーブオイル、グレープシードオイルを配合しており、髪と頭皮へやさしくなじみ、ヘアカラー後や洗髪後の髪を乾燥から守ります。
髪の毛が美しく染まるヘナカラーの使い方とは?
天然素材で自然な色合いに染められるヘナカラーですが、きれいにカラーリングするために押さえておきたいポイントがあります。ここからは、髪の毛が美しく染まるヘナカラーの使い方・ポイントとは何かについて解説します。
ヘナ染めに必要なものリスト
- お好みのヘナ
- 45℃くらいのお湯
- ボウルとスプーン(泡だて器があると便利)
- 髪の生え際に塗る用のオイル・クリーム
- 手袋
- コーム・ハケ(使用する方だけでOK)
- ティッシュまたはキッチンペーパー
- シャワーキャップ(カットしたラップでもOK)
- タオル
- ドライヤー
※汚れが気になる人はペーストが洋服に垂れても大丈夫なようにケープを巻いたり、床や壁は新聞紙等でカバーすることをおすすめします。
①お湯で髪を濡らし、水気を軽く拭き取る
最初にお湯で髪を濡らして、タオルなどで水気を軽く拭き取りましょう。ヘナカラーは水に溶かして使う染料であるため、あらかじめ髪を濡らしておくことでペーストがなじみ、髪の隅々まで塗りやすくなります。
また、濡らすことで髪の表面に付着したホコリや汚れ、整髪料などが落とせるため、ヘナカラーを浸透しやすい環境に整えられます。
②髪の生え際にオイル・クリームを塗る
次に、髪の生え際にオイル・クリームを塗っていきましょう。オイルを塗っておくことで、ヘナカラーが生え際からはみ出したときにも皮膚が染まってしまうのを防げます。ヘナカラーで使うオイルやクリームは、市販されているヘアケアや頭皮マッサージ用のもので問題ありません。
③ヘナカラーの粉をお湯でペースト状に溶かす
次に、ヘナカラーの粉をお湯で溶いてヘナペーストをつくります。ヘナカラーは粉末タイプの染料であるため、45度程度のお湯を加えてかき混ぜ、ケチャップ程度の固さを目安に溶かしましょう。
溶かす量は髪の長さや毛量によって異なります。一般的にショートヘアはヘナ約30gに対してお湯が120cc、ロングヘアでヘナ約100gに対してお湯が400cc程度です。
ヘナペーストの準備ができたら、首や肩まわりが汚れないようにビニールやタオルを巻き、床や膝の上には新聞紙を敷いておきましょう。
④手またはコームでペーストを塗り込む
ヘナペーストをつくったら、手袋を着用して手またはコームで髪に塗り込んでいきます。手とコームのどちらを使うかによって塗り方のポイントが変わってくるため、自分が塗りやすい方法で塗り込んでいきましょう。
手でヘナカラーを塗る方法
手でヘナカラーを塗る場合、手の感覚を使って髪に塗布していくため、ぴったりフィットするラテックス製などの手袋を着用することをおすすめします。手でヘナペーストを少しずつ取り、鏡を見ながら頭皮へ擦りこむように塗りましょう。
ヘナカラーを手で塗るポイントとは、頭頂部から塗り始めることです。ロングヘアの人の場合は毛束を少しずつ取り、手で揉み込むようにして毛先まで塗っていきましょう。塗布できた毛束はお団子にして頭頂部に固定すると、残りの毛束が塗りやすくなります。
コーム・ハケでヘナカラーを塗る方法
コームやハケでヘナカラーを塗る場合は、あらかじめ頭頂部で髪全体を左右に分けてから塗り始めましょう。ペーストをハケに付け、分け目の根元から塗ります。しっかり塗れたら、分け目から1cm程度隣の位置で髪を分け、分けた毛束を反対側へ倒します。
ヘナカラーをコームやハケで塗るときのポイントは、毛束ごとに分け目をつくりながら塗っていくことです。適宜コームでヘナペーストを塗った髪をとかせば、毛先まで満遍なく塗布しやすくなります。
⑤シャワーキャップを着けてしばらく放置する
ヘナペーストは乾燥すると染まりにくくなるため、塗布できたらシャワーキャップを着け、しばらく放置します。特にもみあげ部分は乾燥しやすいため、カットしたラップを貼り付けるのもおすすめです。
また、ヘナペーストは寒さでも染色力が落ちてしまうので、寒い時期のカラーリングであれば保温キャップを使ったり、ドライヤーでキャップの上から温めたりするのもよいでしょう。
⑥お湯でヘナカラーをすすぐ
最後に、お湯でヘナカラーをすすぎます。お湯ですすぐことで、ヘナカラーの発色がアップするとされています。同様の理由により、髪をすすいだ後はすぐにドライヤーを当てるのではなく、タオルドライで髪を自然乾燥させましょう。
ヘナカラーのデメリットとは?
メリットが多い反面、ヘナカラーには一般的なヘアカラー剤にはないデメリットもあります。ここからは、ヘナカラーのデメリットとは何かについて解説します。
①カラーバリエーションが少ない
ヘナカラーにおける最大のデメリットとは、カラーバリエーションが少ないことです。ヘナのみの場合はオレンジ~赤褐色系、インディゴを混ぜたものでは茶色に染まります。一般的なヘアカラー剤のような明るい金髪やピンク、パープルなどの明るく個性的な髪色は表現できません。
②染めるのに時間がかかる
髪を染める際に時間がかかってしまう点も、ヘナカラーのデメリットです。ヘナカラーは髪や頭皮にやさしい染料である分、色素が緩やかに髪の内部へ浸透していくため、しっかり染まるまでに時間がかかる傾向にあります。
髪の長さや使うアイテムによって違いはありますが、一般的に塗ってから1時間~3時間の放置時間が必要とされています。
③後のヘアカラーの仕上がりに影響する
ヘナカラーの大きなデメリットとして、後のヘアカラーの仕上がりに影響する点も挙げられます。ヘナカラーは色持ちが長いことから、カラーチェンジをする際に色が混ざってしまう傾向にあります。
そのため、特に明るい色のヘアカラーを楽しむ場合にはよく考えてから使うのがおすすめです。
ヘナカラーを使うときの注意点とは?
髪や頭皮にやさしいとはいえど、実際にヘナカラーを使う際には注意点もあります。ここからは、ヘナカラーを使うときの注意点とは何かについて解説します。
ヘナカラーを使う前にはパッチテストを行う
1つ目の注意点とは、使用前に必ずパッチテストを行うことです。肌質や体質によっては、ヘナカラーの植物由来成分に対してアレルギーが出てしまう場合もあります。
そのため、使用前には腕の内側のやわらかい部分にヘナペーストを薄く付けて放置し、かゆみや赤みが出ないかどうかをチェックしておきましょう。
ヘナカラーのペーストは冷やさないようにする
2つ目の注意点とは、ヘナペーストは冷やさないようにすることです。前述した通り、ヘナカラーの粉末を溶かしたペーストは冷たくなると染色力が落ちてしまいます。
寒い時期にカラーリングするときや、使いかけのペーストを放置してしまって冷たくなった場合には、湯煎をして温めてから使いましょう。
染めた後のすすぎはシャンプーを使わない
3つ目の注意点とは、ヘナカラー後のすすぎではシャンプーを使わないことです。カラーリング直後の髪はまだヘナカラーがしっかり定着していないため、シャンプーや石鹸を使うことで色落ちしやすくなります。
ヘナカラーが定着する2~3日間はできるだけお湯洗いすることが望ましいとされています。どうしてもシャンプーしたい場合でも、カラーリング当日の洗髪はお湯洗いにとどめましょう。
ヘナカラーでナチュラルな髪色を楽しみましょう
ヘナカラーとは、天然素材ならではの自然な色味に髪を染め上げるヘアカラー剤であるため、一般的なヘアカラー剤とは違った仕上がりを楽しめるでしょう。今回解説したメリットやデメリット、おすすめのアイテムも参考にしながら、ナチュラルな髪色を楽しんでみてください。
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