こんにちは!
梅田店11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店店主の岡田です。
私事ですが、ウチの西向きの部屋は日差しがまともに入って夏は暑いんです。
断熱フィルムを窓に貼るのが一番なのですが、この部屋の窓ガラスは「網入りガラス」とか「線入りガラス」とか言われているタイプです。
たいていの窓フィルムは「貼れないガラス」に分類されています。これは別の断熱フィルムなのですが、たいていこんな注意書きがあって、網入りガラスには貼れないフィルムがほとんどなんです。
窓の内側に断熱フィルムを貼ると、太陽光が窓を通って反射してガラスに熱が蓄積されて、網との膨張の仕方の違いで割れる可能性があるからだそうです。
でも網入りガラスにも貼れる断熱フィルムを見つけました!
「外貼り専用ミラー断熱フィルム 92×200cm 税込6,076円」(4978832068177)
夏の断熱だけでなく、冬は室内の温度を逃がさない効果があります。外貼りの耐久年数は3年!長い目で見ればお得です。
「外貼り」なのでガラス内に熱がこもらず、膨張しないので割れないんだそうです。
サイズは92㎝×2m。ウチの窓は高さが110㎝ほどあるので、全面貼るには2枚買わなくちゃいけない。それでは余りが多くてもったいないので、1枚だけ買って上の方18㎝ほどは透明のままにすることにしました。
どうしても気になる場合は、残りのシートを継ぎ足して貼ることも出来ますからね。それでは必要な道具をそろえて始めましょう。
その前に!ここでとても大切な確認事項があります。
注意書きには「2階以上でベランダやバルコニーなど、足場がない場所での施工はしないで下さい」と書いてあります。もちろん、窓から身を乗り出しての作業も厳禁です。安全を確保して作業してください。
窓の外側に貼る作業ですから気を付けないといけません。ウチの場合は作業しにくい場所にある、腰から上の窓(腰窓)だったので思い切って窓を外して作業することにしました。
サッシ窓の外し方は窓により様々です。たいていは窓のどこかに貼ってあるステッカーにストッパーの位置が書いてあります。
外し方も様々ですので「腰窓の外し方」等でネット検索して、動画で外し方を確認してみましょう。たいていの窓は外側に外れますので、落下させたりしない様外し方を充分理解した上で安全を確保してから外してください。
作業は2人行った方が安全です。シートを貼る時も2人で作業した方がきれいにできますので、誰かと共同での作業をお勧めします。
手順を理解したら、道具を準備して始めましょう。
定規よりもメジャーが使いやすいです。ヘラはプラスチック製の定規等でも代用できますが、こういうヘラの方が作業がはかどります。
ではシートを切る所から始めます。
サイズは指示通りに5ミリ小さめに!欲張ると後で苦労します。
ガラスのサイズピッタリに切りたくなりますが、シートの位置の調整がとてもしにくくなります。貼ってからカッターで切る事になったりすると、とても大変です。
霧吹きに水と少量の洗剤を入れたものをつくり、これでガラスの掃除をします。これは後でフィルムを貼る時にも使います。
掃除していきましょう。画像では布で拭いていますが、説明書には「タオルやティッシュを使わないで下さい」と書いてあります。糸くずが残るからだそうです。よく読んでいませんでした。
いよいよ貼っていきます。ガラスにたっぷりとスプレーします、下に垂れるくらい多めにしましょう。
透明の保護フィルムを外します。ここからめくると外しやすいです。今回は一人でやりましたが、うまくはがれずシワができてしまいました。やっぱり二人での作業がお勧めです。
保護フィルムをはがしながら、出てくるシートの粘着面にもたっぷりスプレーします。
ガラスに貼ります。これは失敗です、シート同士がくっついてしまいました。やっぱり一人での作業は難しい。
何とかリカバリーしました。洗剤入り水のおかげで位置を微調整できます。動きにくい時は少しめくってスプレーを追加してください。
納得できるまで位置調整しましょう。位置が決まったら滑りをよくする為にフィルムの表面にもスプレーします。ヘラとかタオルとかでフィルムとガラスの間の空気を押し出します。シートがずれないように気を付けてください。
貼り終えました。裏を向けて確認してみましょう。
何やら白い点々があります。気泡ではないようです。
説明書によると一週間ほどで消えるそうです。信じて待ってみましょう。
もう一枚は寝かした状態で作業しました。作業のしやすさはあまり変わりませんでした。
出来上がった窓を元に戻します。日差しを85%カットするフィルムなので、全面に貼ると暗すぎだったかも。上が少し開いていてちょうどよかったのかも知れません。
作業のコツとしては
①洗剤入りの水をたくさんスプレーする。
②二人で作業する。
の2点が重要と感じました。
網入りガラスに貼れて、しかも断熱効果のあるフィルムはなかなかありませんでした。
一般の窓フィルムに比べるとやや高価ですが、屋外での使用のなのに耐用年数は3年と長く、冬も室内の温度を外に逃がさない保温効果があると考えると長い目で見ればお得だと思います。
前回ご紹介した網戸の交換と合わせて少しでも快適な夏をお過ごしいただけますよう、お祈り申し上げます。