【梅田店】11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店「ネジとドライバーのお話をほんのちょっとだけ」

こんにちは!

梅田店11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店 店主の岡田です。

DIYにネジとドライバーは欠かせませんよね!

梅田店にもネジ売り場があります。

umeネジ1 ネジ売り場.jpg

たくさんありますね!でもこれらはネジの種類の中ではほんの少しだけ。本当にわずかの種類しか置いていないんです。ネジの世界は広すぎてとてもこのブログでは紹介しきれません。

だから今回はほんのちょっとだけ。同じネジの探し方をお伝えします!

この2本のネジ「寸切り(ずんぎり)ボルト」とか「長ネジ」とか呼ばれているネジなのですが、同じネジではなく違う規格のネジです。

umeネジ2 寸切りボルト2本.jpg

ぱっと見ただけだと同じに見えます。でもよく見るとギザギザのピッチが少し違うのが分かりますか?

違うサイズのネジを使って無理にはめると取り返しのつかない事になりますので注意が必要です。

自分の持っているネジがどんなサイズのネジかを調べるコツをお伝えしましょう。

ネジ売り場によくある、正式名称はわからないのですが「ネジテスター」とか「ネジ合わせ器」とか呼ばれているこれを使ってみます。

umeネジ3 ネジテスター.jpg

さっきの長ネジのサイズを調べてみましょう。

「長ネジを入りそうな穴に入れて回してみて入ればOK!」ではありません!

その合わせ方は間違いです!

umeネジ4 ネジテスター穴.jpg

間違いというのは大げさでした。でももっといいやり方があります。

それはこっちの、出っ張っている方を使うんです。

umeネジ5 ネジテスターボルト.jpg

近そうなサイズのテスターのボルトに、持ってきたボルトを合わせてみます。

左が合っている状態。右が合っていない状態です。

右はぴったり噛みあっていますが、左はネジのギザギザのピッチが違うのでかみ合っていないのがお分かりいただけるでしょうか。

umeネジ0607.jpg

手に持っているネジは5/16インチ(W5/16とかウイット5/16とも呼ばれる)インチの規格のネジで、合ってない方のテスターはM8と呼ばれる(正確にはISO規格のM8と呼ばれる)メートル規格のネジなんです。

最初の2本のネジの画像も、右がM8で左がW5/16です。

インチサイズといっても、このW(ウイット)のほかにUNC(ユニファイ)UNF(ユニファイの目の細かいネジ)があるし、メートル規格と言っても古い規格の旧JIS規格などもあるので、侮れません。

umeネジ8 ウイットテスター.jpg

ちなみに、カメラの三脚のカメラが乗る部分のネジはW1/4(大型カメラ用を除く)

コンクリート打ちっぱなしの壁の凹みの中にあるネジはW5/16

電気のコンセントプレートの中のネジはM3.5(M4もたまにあり)

眼鏡のフレームとツルの接合部分のネジはだいたいM1.4(サングラスはM1.7が多い)等、大体決まっているものもあります。

バラバラだったり統一規格があったりと、なかなか奥が深い世界です。

さて、ネジを回すのに必要なのがドライバー。

よくあるプラスネジの十字のミゾにはサイズがあって、ネジのパッケージに使用するドライバーのサイズが必ず書いています。

右下に書いてある「ドライバー1番」「ドライバ―2番」と書いてあるのが、このネジを回すのに適したドライバーのサイズなのです。

umeネジ0910.jpg

サイズの合わないドライバーを使うとミゾをつぶしてしまったりします。

そもそも作業性がものすごく悪くなるので、ネジに合ったドライバーをお勧めします。

ドライバーのグリップや軸部分にドライバーのサイズが書いてあります。

このドライバーに印刷されている「P.2」がそれです、2番ということです。

100とか150とかは軸の長さです。

umeネジ1112.jpg

DIYをするならドライバーは必需品です。

家庭で使うプラスネジに合うドライバーは2番のサイズが多いです。ですのでちょっといい2番のドライバーを1本持っておくことをお勧めします。

これは私が最近使っているドライバーです。ラチェット式で固定も出来るのがうれしいです。

ラチェット式とは、ネジをたくさん回すときに、いちいちドライバーをネジの頭から離さなくてもいい機構の事です。カチカチ感がとてもいい。レバーを中央にするとラチェットが固定される機能があるのも便利です。

umeネジ1314.jpg

軸の反対側はマイナスになっています。マイナスねじを回すことはあまりありませんが、こじ開けるときに使ったりと(ホントはそんな使い方はNGなのですが)何かと役に立ちます。

umeネジ15 マイナス側ドライバー.jpg

この軸の規格は電動ドライバー用のビットと同じなので、狭い場所で作業する時にはこんな風に電動ドライバー用のビットをセットして全長を短くすることができます。(ビットが短すぎると奥に入り込んでしまって取れなくなるので気を付けてくださいね)

umeネジ16 短いビットに替えたドライバー.jpg

精度のいいドライバーだと、ネジを手で持たなくてもこんな風にネジが先にフィットしてくれます。

umeネジ17 ネジ付きドライバー.jpg

このドライバーの良い所は、ラチェットの切替レバーがここにあることです。

持ち替えなくても、締める緩めるの切り替えができます。

umeネジ1819.jpg

切り替えレバーから先のゴムの部分を指先でつまんで回すことが出来るのも非常に便利です。

umeネジ20 先だけ回す.jpg

ネジ込み始めの微妙な作業やのあまりネジを押さえつけられない作業時にとても助かります。

ある程度ねじ込まれて力が必要になったらラチェットにしてという変更が持ち替えることなくできます。ぜひお試しいただきたい。

umeネジ21 商品を手持ち.jpg

ネジやドライバーの世界は奥が深いです。

私などまだまだ、詳しい方から見れば初心者みたいなもの。

初心を忘れず精進いたしますので、今後ともよろしくお願い致します。

umeネジ22 店主画像.jpg

梅田店オカシュー

「これ、自分で直せないかな」「これ、もっと使いやすくできないかな」それ、できるかも!ちょっとぐらい失敗したって、自分でやったことなら納得できるはず。チャレンジするDIY心を持つ方を精一杯応援いたします。

この記事の関連タグ