【梅田店】11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店「SDGsが発表される前からSDGsやってました!サンワード株式会社のご紹介」

こんにちは!梅田店「ツクル・ナオスのお悩み解決商店」の岡田です。

梅田店11Fには「大阪製ブランドコーナー」があります。

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大阪府では、府内ものづくり中小企業の優れた技術に裏打ちされた創造力にあふれる製品を「大阪製ブランド製品」として知事が認定し、 大阪のものづくりのブランドイメージを高めるとともに、府内ものづくり企業の自社製品開発を促進しています。

その企業の商品をご紹介しているコーナーです。

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今回は2022年度に新たに認定された商品の中から、サンワード株式会社さんの商品をご紹介します。

これらは現在梅田店で販売している商品です。一点物も多いので、売り切れの際はご容赦下さい。

白い輪っかはつり革の持ち手、オレンジ色のモケット生地は座席シート、ツヤのある生地は黒色がOsaka Metro、灰色が神戸市交通局の電車車両連結部分の「貫通幌」の生地を使っています。

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サンワード株式会社さんは1986年に創業、滋賀県野洲に自社工場を持ち大阪市天王寺区生玉町の本社内のアンテナショップ「ジョイブファクトリー」にて自社製品を販売している他、ネットショップ「ジョイブステーション」にて商品の販売とSGDsに通じる活動のご紹介をしています。

ジョイブステーションのHPはこちらです。

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今回は2022年度に「大阪製ブランド」に認定された「RAU-RAU-G HAITETSU」シリーズの他、いろんな商品と仕上げ作業の一部を見せていただけるとの事で、実店舗「ジョイブファクトリー」に行ってきました。

お店は地下鉄谷町線 谷町九丁目駅から徒歩3分。サンワード株式会社本社に併設されています。

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当日ご案内頂いたのはサンワード株式会社の服部さんです。服部さんお忙しい中ありがとうございました。

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お店に入ると目を引くのがカラフルなカバン「らうらうじ-second hose-」(らうらうじセカンドホース)のシリーズです。

このシリーズのブックカバーも「大阪製ブランド」認定商品です。

これ、消防車のホースからつくられているんです。ペンケース、ウォレットなんかもあります。

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服部さん「これらのホースは全て、使用する前に廃棄処分が決定したモノなのです」

「一見綺麗で、何も問題が無さそうに見えますが、 消防用ホースは人命に直接つながるもの。規格そのものがとても厳しく、製造の過程で少しでも傷が付いたり、厚みが違うだけで消防用ホースとしての使命は果たせなくなってしまうのです」

とのことです。

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これらのカラーホースは、外面加工方式ではなく、原着糸織り込み式方式を採用しています。

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原着糸(げんちゃくし)とは、糸の製造段階で顔料で着色した糸の事で、外面加工方式で着色したホースに比べ、色鮮やかさが長持ちします。

しかも、ホースの軽さ、しなやかさを損なうことがありません。

そんなホースですから耐久性は抜群です。耐水性はもちろん耐摩耗性、紫外線による退色にも非常に強いです。

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もちろんハンズ梅田店大阪製ブランドコーナーで販売中の「RAU-RAU-G HAITETSU」(らうらうじ ハイテツ)シリーズもありました!

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灰色や黒のツヤっとした生地は電車車両連結部分の「貫通幌」の生地を使用しています。

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「貫通幌」は車両から外された後、鉄部分を外して洗浄します。元々丈夫な生地なので洗浄すればきれいなツヤがよみがえります。

再生するのは、約30~40年活躍してきた車両。長年走ってきたので傷や汚れが目立ちます。

そこから使える部分を選んでしっかりと洗浄した後、型取り、縫製をしています。長年培った技術力が特殊な素材の縫製を可能にしました。

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つり革は引退車両から外した後洗浄します。丈夫さは皆さんご存知でしょう。再生すればまだまだ使えます。

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こんな柄の生地でできたバッグがありました。

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最初のが「ひと柄」次のが「ようせい柄」です。

これは『ダウン症候群』という先天性疾患を持っている西村有加(にしむら ゆか)さんが描いたデザインを生地にプリントしてカバンに仕上げたものです。

「RAU-RAU-G -YUKA-」シリーズとして販売しています。

こんな風なイラストが元になっています。近づいて見るとなかなかかわいいデザインです。

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拡大してみていただくと、かわいいモチーフがいっぱいで楽しいですよ。

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バッグの他、ポーチやペンケースもあります。とてもかわいいのでこちらのリンクからぜひご覧ください。

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こんな目を引く物も置いてありました。「懸垂幕」です。市役所とか学校とかの建物の上から縦に広げる布です。

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これでつくった2WAYトートバッグがありました。これを持ってたら確かに目を引きますね。

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お手持ちの画像やお子様の描いた絵画をポーチやサコッシュにしてもらうことも可能だそうです。

1個から製作可能で、ペットの写真でオーダーする方が多いそうです。

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サンワード株式会社では、SDGsの取り組みの一環として絵本をつくっています。

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会社のマスコットでもある彼の名前は「ビーバン

背中の葉っぱで自然たちからのSOSを感じることが出来るビーバンが地球からのSOSを受け、かばんづくりを通じて自然を少しづつ良くしていくお話で、読み聞かせ活動も行っているそうです。

サンワードさんのHPで動画と静止画で見ることが出来ますので是非ご覧ください。

https://www.sunward-beban.co.jp/story/

絵本の文章はサンワードさんの社長ご自身が書かれたものです。絵は今回お話をうかがった服部さんが描かれていて、動画の朗読も服部さんです。

ブランド名「らうらうじ」の言葉の由来も出てきますよ。

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お店の一角で職人さんがコインケースをつくっておられました。神戸市営地下鉄のロゴを縫い付けるところです。

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私に製作手順を理解してもらう為に1個だけつくってくれました。1個だけつくるのは効率が悪くて普通はしないそうです。

お忙しい中ありがとうございました。シャイな方で撮影は不可という事で手元だけ写させていただきました。

とってもと~ってもていねいなお仕事で思わず見入ってしまいました。

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あっという間に時間が過ぎてとっても楽しかったです。

ハンズ梅田店11Fでは5/31までサンワードさんの商品を店頭で販売しております。

梅田にお越しの際はぜひ見に来ていただきたいです。

皆様のご来店を心よりお待ちしております。

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谷町九丁目のサンワードさんのお店「ジョイブファクトリー」にもぜひお越しください。でっかいビーバン君が待っています。

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サンワードさんでは、次に開発する商品のクラウドファンディングを行っています。

「つり革の持ち手」って目の前にあったら大人も子供も思わず握ってしまうような気がします。

私の子供たちが小さい頃にこんなサコッシュがあったら、親も子供ももっとお出かけが楽しくなったんじゃないかなと思うような商品です。

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三角形の持ち手の方は、神戸市交通局の三角型のつり革・貫通ほろを使用しています。

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丸形の持ち手の方は、神戸電鉄の丸型のつり革・貫通ほろを使用しています。

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クラウドファンディングの詳しい内容はこちらです。

https://www.makuake.com/project/haitetsu-04/

最後までお読みいただきありがとうございました。

過去の【梅田店】ツクル・ナオスのお悩み解決商店のブログはこちらです。

https://hands.net/hintmagazine/11f-umeda-staff/

梅田店オカシュー

「これ、自分で直せないかな」「これ、もっと使いやすくできないかな」それ、できるかも!ちょっとぐらい失敗したって、自分でやったことなら納得できるはず。チャレンジするDIY心を持つ方を精一杯応援いたします。

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