手帳は1冊でも使えますが、2冊以上を使い分けた方がよい場合もあります。書き込みたい内容が多い人や、用途によって使い分けたい人など、使い分ける理由はさまざま。
使い分けには他人にプライベートを見られないことや自由に書けるなどのメリットや、複数冊を持ち歩くと荷物が重くなることや情報がバラバラになるなどデメリットもあります。
本記事では、そんな手帳を使い分ける理由から、使い分けるメリット・デメリットに加え、使い分けのアイデア、手帳の選び方などを紹介します。
手帳を使い分ける3つの理由
手帳を使い分ける理由は、大きく分けて以下の3つ。
- 1冊の手帳のスペースが限られているから
- プライベートと仕事を分けたいから
- 持ち運びしやすくしたいから
これから詳しく解説していきます。
1.1冊の手帳のスペースが限られているから
当たり前のことですが、1冊の手帳内のスペースは限られています。そんな限られたスペースに多くの予定やメモを書き込んでしまうと、どこに何が書いてあるのかわかりにくく、必要なときに情報を見つけにくくなります。予定が多い人や手帳をスッキリと見やすくさせたい人は使い分けがおすすめです。
2.プライベートと仕事を分けたいから
全ての予定を1冊にまとめると、仕事中にプライベートの予定が見られる恐れがあります。特に日記のような他人に見られたくないことを書いていると、仕事場で手帳を開きにくい場合もあるでしょう。
またプライベートの時間に、仕事の予定が見えてしまうと、なかなかオンオフの切り替えができない場合も。
プライベートなことを手帳に書き込みたい人や、仕事をプライベートに持ち込みたくない人は使い分けがおすすめです。
3.持ち運びしやすくしたいから
全ての予定を1冊にまとめていると、書き込む情報量が多く、分厚くなったり大きくなったりと持ち運びには不便なサイズになりがちです。
たとえば大きめの仕事用の手帳にプライベートの予定を書き込んでいる場合、プライベートで持ち歩くには嵩張り、邪魔になることもあるでしょう。小さめのプライベート用の手帳をひとつ追加すれば、そのようなことを避けられます。
手帳の使い分けは、持ち運びやすさを重視する人にもおすすめです。
手帳を使い分ける3つのメリット
手帳を使い分けるメリットは、主に以下の3つあります。
- 他人にプライベートを見られない
- 自由に書ける
- 手帳の大きさを抑えられて持ち運びがしやすい
詳しく確認していきましょう。
1.他人にプライベートを見られない
前述の通り、プライベートと仕事用で使い分けると、他人にプライベートの予定や日記が見られないのは大きなメリットです。
1冊にまとめている人は他人にわからないよう、自分だけがわかる目印や暗号を使って記入することもあります。完璧に書き分けられれば問題ありませんが、誤って記入してしまうこともあるでしょう。
そんなとき手帳を2冊以上持っていれば、余計な手間をかけずとも他人にプライベートの予定を見られる心配をしなくて済みますよ。
2.自由に書ける
手帳が2冊以上あれば、用途によって使い分けられるため、書きたいことを思うまま自由に書けます。1冊だけの場合は「今後、書き込むかもしれない」と、余白を残しながら記入しなければなりません。
予定が多い人はもちろん、メモやアイデアなど書き留めておくことが多い人は、それぞれ専用の手帳を用意すると自由に書けるはずです。
3.手帳の大きさを抑えられて持ち運びがしやすい
手帳を分けると情報を分散できるため、1冊の大きさを抑えられて持ち運びやすくなります。
前述の通り、たとえば仕事用の手帳が大きく、プライベートで持ち運ぶと荷物が嵩張って重くなりがちです。仕事とプライベートでの使い分けは一例ですが、複数のコミュニティに所属していると書き込む情報量が増える場合があります。
そんなとき手帳を使い分ければ、1冊に書き込む情報量が分散され、それぞれのサイズを小さくすることが可能です。必要な方だけ持ち運べば、荷物を小さく軽くできますよ。
手帳を使い分ける3つのデメリット
手帳を使い分けるのは、メリットだけではありません。以下のようなデメリットもあります。
- 複数持ち歩くと重くなる
- 情報がバラバラになる
- 手帳の購入にコストがかかる
それぞれ詳しく確認していきましょう。
1.複数持ち歩くと重くなる
せっかく持ち運びやすくするために使い分けても、どちらも必要なときは2冊以上を持ち運ぶことになり、結果として荷物が重くなります。
たとえば仕事とプライベートで使い分けている場合、仕事帰りにプライベートの予定を入れていればどちらも持ち歩かなければなりません。仕事用は職場に置いておくなど、工夫が必要です。
日記と予定で使い分ける場合、日記は家で使用する前提で大きめのものを選び、予定は持ち歩きやすいコンパクトなサイズにするとよいでしょう。
2.情報がバラバラになる
メリットの情報を分散させることは、どこに書いてあるかわからなくなったり、持ち歩いていない方にしか情報が書かれていなかったりなどのデメリットと表裏一体です。
2冊どちらも持っている場合、どちらに書かれているか探す手間や2冊の情報を行ったり来たりさせる手間がかかります。1冊しか持っていない場合、もう片方の手帳の情報をすぐに確認できず手間取ることも。
大事なスケジュールや情報は、全ての手帳に書き込んでおくなどの工夫が必要です。
3.手帳の購入にコストがかかる
当たり前ですが、手帳を使い分けるなら2冊以上購入しないといけなくなるため、1冊のみ使用する時に比べてコストがかかります。
購入してから無駄にならないように、自分は使い分けた方が使いやすい・見やすいなど、本当に必要なものなのかをきちんと判断しましょう。
使い分け用手帳の選び方4つ
使い分け用の手帳の選び方は、大きく分けて種類・サイズ・デザイン・使用目的の4つです。ひとつずつ詳しくみていきましょう。
1.種類で選ぶ
手帳には1ヶ月の予定が見開きで確認ができる「マンスリー」と、週間の予定が見開きで確認ができる「ウィークリー」、縦型に週間の予定が見開きで確認できる「バーチカル」があります。
他にも、横型で週間の予定が見開きで確認できる「ホリゾンタル」や左に週間、右にメモがある「レフト式」、1日の予定が1ページで確認できる「デイリー」などがあります。
手帳の種類に関しては、下記の記事で詳しく説明しています。特徴を確認して、自分のライフスタイルにあった種類を選びましょう。
【おすすめの関連記事はこちら】
手帳の種類は13タイプ!それぞれの特徴やどんな人におすすめかを徹底解説>>
2.サイズで選ぶ
手帳のサイズには、ポケットサイズ(B7)、A6、B6、A5、B5、A4の大きさがあります。
持ち運びをするならA6やB6がおすすめです。スケジュールやメモなどたくさん書きこみたい人はA5、B5、A4を選ぶといいでしょう。その他、サイズごとの特徴は以下の通りです。
サイズ | 特徴 | こんな人におすすめ | |
ポケットサイズ(B7) ポケットサイズの手帳を探す>> |
91×128mm | スマホサイズで超コンパクト | とにかくコンパクトなものがよい人 |
A6 A6の手帳を探す>> |
105×148mm | 文庫本サイズでコンパクト | 予定をシンプルに管理したい人 |
B6 B6の手帳を探す>> |
128×182mm | 単行本サイズで持ち運びも記入のどちらも叶える | 記入することが多いが持ち運びたい人 |
A5 A5の手帳を探す>> |
148×210mm | コピー用紙の半分のサイズで大きさがある分たくさん記入できる | 複数の予定を書く人 |
B5 B5の手帳を探す>> |
182×257mm | ノートサイズで自由に記入できる | ゆったり書きたい人 |
A4 | 210 × 297mm | コピー用紙サイズで文字の大きさも余白も気にせずに記入できる | ゆったり書きたい人 |
3.デザインで選ぶ
種類やサイズなどの利便性から選ぶだけでなく、自分好みのデザインの手帳を選ぶのもひとつです。基本的には自分好みのデザインを選べばいいのですが、仕事で使用する場合はどんなシーンでも出しやすいシンプルなものがおすすめです。他にも、手帳カバーの素材にこだわって選んでみてもいいでしょう。
4.使用目的で選ぶ
手帳を使うシーンや使い方が決まっていれば、使用目的に応じた手帳を選びましょう。
時間管理をしたい人は縦型の「バーチカルタイプ」を。TODOやタスクを書きたい人には「ウィークリーブロック」タイプやメモをする場所が多い手帳がおすすめです。
他にも、メモをたくさん書きたい人には「レフト式」、記録をしたい、日記をしっかり書きたいなら「デイリー」、月ごとに目標を設定し、きちんと達成できているかを管理したいなら「マンスリー」を選ぶのがおすすめです。
手帳の使い分けアイデア5選
手帳の使い分けのアイデアは、プライベートと仕事・スケジュールと日記・趣味のジャンル別などがあります。それぞれ1冊で管理している人は、参考にしてみてください。
1.仕事とプライベートで使い分ける
繰り返しになりますが、仕事とプライベートは定番の使い分けです。職場でプライベートの予定を覗かれる心配をすることなく、手帳を開けます。
ただしプライベートの予定も合わせて確認したい場合など、確認が難しくなる恐れも。大事な予定は、時間だけ記入するなど工夫をして、どの手帳を開いても分かるようにしておくと安心です。
2.自分用と家族用とで使い分ける
子どもがいると学校行事や習い事など、記入するスケジュールが増えて見づらくなります。自分用と家族用とを分けることで、自分の予定も家族の予定も整理が出来て管理しやすくなりますよ。
3.スケジュールと日記や家計簿で使い分ける
日記や家計簿とスケジュールを1冊で管理している人は、それぞれ専用の手帳を用意して使い分けるのがおすすめです。
出先で日記を振り返ったり、家計簿を記入したりする習慣がなければ、自宅に置いておくと嵩張りません。たとえば寝る前に日記や家計簿を書くことをルーティンとするのもよいですね。
4.趣味のジャンル別に使い分ける
読書や映画鑑賞、料理など趣味のジャンルによって使い分けるのもおすすめです。内容が分けられているので、スッキリして見やすくなります。余白を考えて書く必要もなく、自由に書けるようになります。
5.自分用と推し活用で使い分ける
推し活を楽しんでいる方は自分用の他に、推し活用の手帳をつくるのもおすすめです。ライブや舞台のスケジュール管理はもちろん、推しとの思い出や衣装を記録すれば、推し活がより楽しめるのではないでしょうか。
【実例】手帳の使い方7選
ここでは手帳の使い方の実例を7つ紹介します。自分のライフスタイルに取り入れられるものがあるか、確認しながらみていきましょう。
1.年間カレンダーを活用して目標設定
年間カレンダーのぺージを使い、目標設定を「見える化」する方法です。年間カレンダーが記されたページには「年間の目標」を書きます。さらに年間目標から逆算した、「短期目標」を月の始まりに記入。日にちの部分には、目標のために行動した内容を書きます。
目標を「見える化」することで、自分がその日にどんな行動をとるべきか整理がしやすくなります。
2.手帳のノート部分を活用して自作家計簿を作成
手帳のノートの部分を活用して、自作家計簿を作成すると収支を管理するのに便利です。収入と固定費を計算して月の予算を手帳に記入したり、出費した日に金額を記入し支出を管理したりできます。毎月の収支をざっくりと管理したい人には、マンスリーがおすすめです。
3.ウィークリー手帳を使ってTODOリストを作成
ウィークリー手帳にやることや締め切りを書き出して、TODOリストを作成する使い方もあります。リストが多くなった時には、優先順位をつけると行動しやすくなります。タスクや納期に追われている毎日を送っている人には、特におすすめの使い方です。
4.年間カレンダーを使って体重をグラフ管理
年間カレンダーと方眼を活用すれば、体重をグラフで管理できます。やり方は簡単です。
- 目標設定を年間カレンダーに記載する
- 方眼紙の1マスが何kgか設定する
- 体重を計測したら印をつける
- 折れ線グラフのように線を引く
数字を感覚で追うだけよりも、グラフになることで変動が一目瞭然になります。余白には食べたものを書くといった工夫もできますよ。
5.ブックリストのある手帳で読書記録
ブックリストのある手帳なら読んだ本や作者、感想などを記載して読書記録を残せます。ノート部分を活用して内容をまとめておけば、本の内容を後から確認できて見やすくなるでしょう。
6.縦型のウィークリー手帳を使ってタイムテーブルを作成
縦型のウィークリー手帳を使えば、1日のタイムスケジュールを作成できます。その日のタスクを時間で割り振ることで、漏れを防げます。大きな予定や締め切りは、ページ上部へ目立つように記入して、常に確認できるようにしておくと安心ですね。
ページ下部に余白があれば、それぞれのタスクに優先順位をつけてTODOリストを作成すると、より管理がしやすくなりますよ。
7.趣味の手帳はノートサイズで思う存分記入
趣味用の手帳にはノートサイズを選ぶと、字の大きさやスペースを考えずに思う存分記入できますよ。映画が趣味の人ならチケットを貼ったり、つくった料理の写真を貼ったりなど、自分好みのレイアウトにできるのがノートサイズのメリットです。
手帳を使い分けて自分に合った活用方法を見つけよう
手帳を使い分ける理由は、人によってさまざまです。見られたくないことを守ったり、持ち運びやすくしたりなどメリットもありますが、情報がバラバラになったり、2冊以上持ち運ぶと重くなったりなどのデメリットもあります。
手帳の使い分けを検討するときは、使い分けアイデアや手帳の選び方を確認して、自分に合った活用方法を見つけましょう。
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