高い洗浄力が魅力のクレンジングオイル。洗い上がりに乾燥を感じたり、ベタつきが残ったりするなら、もしかしたら洗い方が間違っているかもしれません。正しい使い方や自分に合ったクレンジングオイル選びのコツを知り、ぴったりのアイテムを見つけましょう。
クレンジングオイルの特徴
液体オイルを主体としたクレンジング剤がクレンジングオイルです。その大きな特徴は、濃いメイクや角栓などの毛穴汚れも落とせる高い洗浄力。メイクや皮脂汚れとのなじみがよく、肌をゴシゴシこすらなくても汚れが浮いてきます。
一方で肌への負担がかかりやすいので、短時間かつ最小限の摩擦で落とすことが大切です。皮脂をしっかり落とす反面、 人によっては洗い上がりにつっぱりを感じることがあるかもしれません。洗浄効果に加えて保湿効果にもすぐれたクレンジングオイルを選ぶ、クレンジング後にしっかりと保湿をするなどして対策をしましょう。
正しいクレンジングオイルの使い方
オイルクレンジングはスピーディーに行い、肌への負担を軽減するのが鉄則です。クレンジングオイルを肌に乗せて、洗い流すまでを1分程度で終わらせるように心がけてください。次の手順に沿って使えば、肌への負担を最小限にしながらしっかりメイクを落とせます。
①手を洗って水気を拭き取る
クレンジング効果を最大限発揮するには、顔や手が乾いた状態で使うのがポイントです。アイテムによってはお風呂場での使用や、濡れた手でも使えると表記されていますが、肌への負担を考えると、やはり乾いた手で使うほうがよりよいでしょう。
②先にポイントメイクを落とす
摩擦や肌への負担を最小限に抑えるために、先にポイントメイクを落としておきます。ポイントメイク用のリムーバーを使い、アイメイクやリップをしっかりオフしましょう。
③クレンジングオイルをTゾーンから顔全体へとなじませる
規定量のクレンジングオイルを手に取ったら、額から鼻にかけてのTゾーンに乗せます。そして手のひらで顔全体に広げ、やさしくなじませてください。
クレンジングオイルはテクスチャーがサラッとしているので、肌に摩擦が起きやすい傾向があります。強くこすったり長くなじませたりすると、乾燥やキメの乱れといった肌トラブルにつながりかねません。小鼻は力が入りにくい薬指を使って、やさしくくるくるとなでて汚れを落とすのがコツです。
④少量のぬるま湯で乳化させる
クレンジングオイルは、洗い流す前に必ず乳化させるのがポイントです。乳化とは、水と油を混ぜ合わせて流しやすくすること。乳化をしないと、汚れが顔に残ってしまう可能性があるため、必ず行いましょう。少量のぬるま湯を足してオイルとなじませ、クレンジングオイルが白く濁ったら乳化ができているサインです。
⑤ぬるま湯で洗い流す
乾燥を防ぐために水やお湯ではなく、ぬるま湯で洗い流します。このとき手早く洗い流そうとして、顔をこすらないよう注意してください。ぬるま湯をかける位置を少しずつずらしながら、全体をこすらずにやさしく洗い流していきます。
⑥やさしく水分を拭き取る
タオルで水気を拭き取るときも、ゴシゴシこすらないように注意しましょう。タオルに水分を吸わせるようにして、やさしく拭き取ります。
クレンジングオイルで角栓ケアをするときの使い方
肌のくすみや小鼻の角栓が気になるときは、次の手順でクレンジングオイルを使いましょう。ホットタオルを使って毛穴に詰まった汚れを浮かせ、こすらずにやさしくオフします。
①ホットタオルで毛穴を開かせる
顔を温めると毛穴が開いて角栓もやわらかくなり、汚れが落ちやすくなります。タオルを濡らして電子レンジで30秒~1分ほど加熱し、熱すぎない温度のホットタオルを準備します。ホットタオルを顔に乗せて肌を温めたら、角栓ケアの準備は完了です。
②気になる場所にクレンジングオイルをなじませる
額や小鼻の脇など、気になる場所からクレンジングオイルをなじませます。こすらないように薬指の腹を使って丁寧に顔全体に広げましょう。
汚れが気になるからといってゴシゴシこすったり、いつまでもクレンジングオイルが付いた状態にしていたりすると肌に負担がかかってしまいます。クレンジングオイルを顔になじませる行程は、数十秒以内に行います。
③ぬるま湯を足して乳化させる
基本の使い方と同様に乳化をして、浮かせた汚れをしっかり洗い流します。少量のぬるま湯をオイルになじませ、白く濁ったことを確認してから洗い流してください。
④ぬるま湯で洗い流して水分を拭き取る
基本の使い方と同様に、ぬるま湯で洗い流します。タオルを使うときも、ゴシゴシとこすらないように気を付けてください。タオルを顔にやさしく当てて、水分を吸わせるようにします。
クレンジングオイル選びのコツは「メイン成分」
クレンジングオイルは、人によって乾燥やベタつきを感じることがあります。この原因は間違った使い方によることが多く、基本の使い方を実践すればある程度改善できるでしょう。
それに加えて、自分に合ったタイプのクレンジングオイルを選ぶことが大切です。メイク落ちのスピードは、メインに配当されたオイルの種類によって異なるので、以下を参考にしてみてください。
メイク落ち重視の人:【エステル油】メインの製品
クレンジングオイルに配合されているメインの油はエステル油、炭化水素、油脂の3種類があります。メイク落ちのスピードが一番速いのは、エステル油メインのタイプです。クレンジングにスピーディーさを求める人は、製品ラベルで以下の成分が配合されているかをチェックしてみてください。
<エステル油の一例>
- エチルヘキサン酸セチル
- パルミチン酸エチルヘキシル
- パルミチン酸イソプロピル
- トリエチルヘキサノイン
- ミリスチン酸イソプロピル
さっぱりした洗い心地が好きな人:【炭化水素油】メインの製品
洗い上がりにさっぱり感を求めるなら、炭化水素油をメインに配合したクレンジングオイルがおすすめ。以下の成分が代表的な炭化水素油です。
<炭化水素油の一例>
- スクワラン
- イソヘキサデカン
- ミネラルオイル
- 水添ポリイソブテン
肌の乾燥が気になる人:【油脂】メイン の製品
肌へのやさしさを重視するなら、油脂をメインにしたクレンジングオイルが向いています。油脂は人間の皮脂と近い構造をしていて肌なじみがよいのが特徴です。しかしクレンジング力は他の油に比べると低いため、濃いメイクには不向きといえます。ナチュラルメイクの日に使うのがおすすめです。
<油脂の一例>
- ヒマワリ種子油
- オリーブ果実油
- アボカド油
- メドウフォーム油
- マカデミア種子油
- コメヌカ油
- トウモロコシ胚芽油
おすすめのクレンジングオイル12選!
W洗顔不要やまつげエクステOKなど、クレンジングオイルは製品によって特徴がさまざまです。以下にピックアップしたハンズで人気のアイテムを参考に、肌タイプや洗い上がりの好みで、自分に合ったクレンジングオイルを選んでみてください。
水と混ざると乳化してフォーム状に【魔女工場 マニョ(ma:nyo) ピュアクレンジングオイル】
ダイズ油、セイヨウハシバミ種子油など14種類の植物性オイルを配合した、天然由来素材99.9%のクレンジングオイルです。水と混ざると乳化してフォーム状に変化し、メイクによくなじんで毛穴に詰まった汚れを浮かせて落とします。肌をすこやかに整えるコメ発酵液が配合されているため、洗い上がりがしっとりしています。
とろけるようになじむ、美容液のようなクレンジングオイル【ファンケル(FANCL) マイルドクレンジングオイル ボトル】
「マイクレ」の愛称でも知られる、ファンケルを代表するロングセラーアイテム。とろけるようになじむ美容液のようなクレンジングオイルです。なでるだけでメイクを浮かせ、水にふれるとあっという間にサラサラになる「摩擦レス」な使い心地で肌への負担を軽減します。独自の熟成ホップエキスが角質をふやかして浮かせ、やわらかくなった汚れをしっかりオフします。
また緑茶エキスが毛穴まわりの肌を引き締め、つるんとすべすべの肌ざわりに導きます。防腐剤、香料、合成色素、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤はすべて不使用、濡れた手やウォータープルーフマスカラにも対応、まつげエクステにも使えます。
オイルの洗浄力とバームの保湿の"いいとこ取り"【ラフラ(RAFRA) オイルセラムクレンジング】
約20年にわたってクレンジングバームを販売し続けてきたラフラの自信作!クレンジングオイルの「メイク、毛穴汚れ落ち」とクレンジングバームの「潤い」を両立した美容液オイルクレンジングです。酸化しにくく、人の皮脂に近い構造を持つ植物油脂をメインに、独自にブレンドした天然由来成分95%で潤いを守りながらしっかりメイクや汚れをオフします。
濡れた手で使えてまつげエクステにもOK、これ1つで洗顔+メイク落とし+角質ケアまで完了します。W洗顔不要なので、洗い過ぎによる乾燥から肌を守ってくれるのも嬉しいポイントです。無香料(※)、無着色(※)、無鉱物油、石油系界面活性剤、パラベン(防腐剤)、アルコール不使用です。
※:製品の香り、色は原料によるものです。
さっぱりした軽い洗い心地【ナンバーズイン(numbuzin) 1番 さっぱりすっきりクレンジングオイル】
さっぱりした洗い心地が好きな人におすすめのクレンジングオイルです。サラッとしたテクスチャーで、重い感じが苦手な方でも使いやすいでしょう。ぬるぬる感がなくさっぱり洗えて、洗い上がりはしっとり。ウォータープルーフやポイントメイクはもちろん、毛穴の皮脂汚れまですっきり落とします。
濡れた手で使えてW洗顔不要【クレージュ(CLAYGE) クレンジングオイル】
水にも油にもなじみやすく、落ちにくいメイクもこすらず浮かせてすっきり落とします。ミネラル豊富なクレイ成分で皮脂汚れを吸着オフし、3種のビタミン成分(レチノール、ビタミンC誘導体、ビタミンE)やコラーゲンがくすみや毛穴悩みにもアプローチ。濡れた手で使え、ダブル洗顔は不要です。
肌にやさしい弱酸性でまつげエクステにも使える【&ハニー クレンジングオイル】
オーガニックハチミツ発酵液配合のクレンジングオイル。厳選した3種類のハチミツが、お肌にやさしく潤いを与えながら、しっかりメイクを落とします。弱酸性処方で、製品の90%が保湿&整肌成分で作られています。なお、まつげエクステにも使用OK。
エステ級の仕上がりを実感【キメシロ(KIMESHIRO) マイルドクレンジングオイル】
濡れた手でも使えるのでお風呂場でサッとメイク落としと洗顔ができ、時短ケアにおすすめです。仕上がりはまるでエステ級!毛穴汚れ(※1)と肌荒れ(※2)をケアし、CICA(※3)×酵素(※4)配合で、角栓や古い角質などの汚れを溶かしてゆるめてオフし、まるでエステ後のようなツルツル肌に仕上げます。肌に潤いを与える美容液保湿成分を配合し、汚れを落としながらみずみずしく洗い上げるクレンジングオイルです。
※1:乾燥によって毛穴の開いた肌
※2:肌荒れを防ぐこと
※3:ツボクサエキス(整肌成分)
※4:パパイン、リパーゼ、プロテアーゼ(すべて洗浄成分)
クレイの力で汚れをしっかり吸着【クレパシー クレンジングオイル】
天然ビタミンハーブオイルとアミノ酸クレイ配合、天然由来率99%のクレンジングオイルです。美容効果の高いオイルが肌に素早くなじみ、落ちにくい日焼け止めやバッチリメイクもなめらかに浮かび上がらせます。超微粒子アミノ酸クレイ配合で毛穴奥の黒ずみ、汚れをしっかりと吸着。素早く乳化し肌ストレスなく洗い上げ、皮脂やくすみ、ザラつきのないお肌に整えます。ダブル洗顔不要、まつげエクステもOKです。
敏感肌の方にもおすすめ【ビオデルマ(BIODERMA) サンシビオ(Sensibio) ミセラー クレンジングオイル】
ビオデルマ(BIODERMA) サンシビオ(Sensibio) ミセラー クレンジングオイル 150mL 2,970円(税込) |
皮膚科学テスト確認済み(※)、敏感肌の方におすすめのクレンジングオイルです。肌をケアしながら毛穴の黒ずみ、ファンデーション、日焼け止め、ウォータープルーフマスカラ、お肌の汚れを包み込んで再付着を防ぎ、やさしく洗い落とします。アミノ酸(PCA-Na)成分が皮膚に潤いを与え、またオメガ3&オメガ6必須脂肪酸(アブラナ種子油)が皮膚をすこやかに整えます。
※:すべての方に皮膚刺激が起こらないということではありません。
しっとり&さっぱりの洗い上がり【アルガンビューティー(AGB) クレンジングオイル】
クッション・コメヌカ油(保湿成分)とピュアアルガンオイル(アルガニアスピノサ核油/保湿成分)を10%配合。お肌にやさしくなじみ、しっとり&さっぱりした洗い上がりです。落ちにくいポイントメイクまでしっかりと洗い流します。
タッチで肌をやさしく包み込む【エクセル(excel) セラムオイルクレンズ】
やさしくお肌を包み込む、クッションタッチのとろけるクレンジングオイルです。厚みのあるクッションオイルが摩擦を軽減し、こすらずなでるだけでメイクを速やかにオフします。洗い上がりはつっぱらず、潤いに包まれるようなしっとり感が続きます。W洗顔不要、まつげエクステ(※)OKです。
※:シアノアクリレート系グルー
さらっとしたテクスチャー【アンドビー(&be) クレンジングオイル】
メイクになじみやすい、さらっとしたテクスチャーの〈アンドビー(&be) クレンジングオイル〉。まつ毛エクステを付けている方、ウォータープルーフのメイクをよくする方にもおすすめです。天然精油でブレンドされたシトラスの香り。
クレンジングオイルは乳化が使い方のコツ!自分に合うものを選ぼう
クレンジングオイルは洗浄力が高く、濃いメイクのオフや毛穴ケアにも使えます。ただし洗浄力が強い分、クレンジングの際は摩擦を避け、短時間でのオフが鉄則です。今回紹介したアイテムの中には、ネットストアで取り扱いがないものもあるので、ぜひ一度店舗をチェックしてみてください。
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