突然ですが、コオロギを食べたことはありますか?実はコオロギは地球の未来を救う食糧として大注目。そんなコオロギ食を楽しく正しく知ってもらうために、今回は〈コオロギ食べくらべキット〉を使い、相性No.1食材を決める検証を行いました。審査員はキットをつくった社長自ら!果たして1位に輝くのは?
【目次】
1.検証をはじめる前に、まずは「どうしてコオロギ?」を確認
2.検証スタート!8種の中から「相性No.1食材」に選ばれるのは?
3.食べくらべキットをコミュニケーションの道具にしてほしい!
検証をはじめる前に、まずは「どうしてコオロギ?」を確認
さまざまな食材の中からコオロギと最も相性がよいものを決めるという、前代未聞の検証企画。審査員はこの方!
株式会社MNH 取締役社長 小澤さん
―「どうしてコオロギ?」という人も多いと思いますので、まずは基本の確認から。そもそもMNHさんはどんな会社なんですか?
小澤さん:社会課題の解決をテーマとする、お菓子を中心とした食品製造会社です。"地域商社"という考えのもと、私達のアイデアで地域の資源と課題をお金と雇用に変える活動を行っています。社名は「みんなで(M)日本を(N)ハッピーに(H)」という意味で名付けました。
―コオロギに着目したのはどうしてですか?
小澤さん:その活動の中で、未来の地球の食糧問題の解決策といわれる「昆虫食」に目をつけました。中でも特に注目されているのがコオロギなんです。
―なぜコオロギが注目を?
小澤さん:まずは栄養面。タンパク質が豊富で、それを分解するアミノ酸組成のバランスも抜群。さらに食物繊維や良質な脂肪酸も含まれたスーパーフードなんです。そして養殖のしやすさ。5週間で成虫になり、飼料も少なくて済むので生産効率が高く、環境負荷も抑えられます。あとは食べやすさですね。乾燥させたコオロギはエビに近い味と食感で、クセがありません。
―なるほど。今回はこちらのキットのコオロギを使いますが、このキットはどんな商品ですか?
未来コオロギ・ラボ コオロギ食べくらべキット 734円(税込)
小澤さん:産地も品種も違う3種類のコオロギを、ピザとガーリックとカレーの味付けで食べくらべできるキットです。同梱のまとめ用シートを使えばそのまま自由研究にもなりますよ。
こちらがキットに入った3品種!
―見た目は...なかなかですね(笑)
小澤さん:(笑)だからどうしても罰ゲーム的に扱われがちですが、そこを変えたくて。本当に大切なのは品種の違いではなく、食べくらべによってコミュニケーションが生まれ、そこでの発見や疑問が次の興味関心につながること。そういう意味でも今回の企画はとても意義があると思います!
検証スタート!8種の中から「相性No.1食材」に選ばれるのは?
―ルールは簡単。キットのコオロギ(味付けなし)に8種の食材をつけて食べていただき、相性を10点満点で採点していただきます。では参りましょう!トップバッターはこちら!
小澤さん:マヨネーズは試したことがないですね。では、いただきます!
小澤さん:なるほど、けっこう合うかも。味が強い「カマドコオロギ」が一番合う気がします。マヨネーズも味が強いので、主張の強い者同士で。
―いきなり高得点が出そうです。では採点を!
―なかなかの高得点!
小澤さん:まずはこれくらいで。これがこの後の基準になりますね。
小澤さん:わさび味のコオロギ商品を実際に製造しているので、わさびは合うはずだけど醤油はどうだろう。
小澤さん:イマイチですね(笑)。合わないことはないけど、あえて合わせる必要もないというか。わさびだけの方が好きです。
―醤油が強すぎるんでしょうか?
小澤さん:それもあるし、あとは醤油で食べるのが日本人的に抵抗あるのかも(笑)。ということで採点はこちら。
―かなりの低評価...!
―これも醤油系だから、あやしいですね...。
小澤さん:海苔の味が勝ってしまう予感。これは「ジャマイカンコオロギ」でいってみます。
小澤さん:あれ??意外とイケますね。海苔の香りが広がって、これはアリです。コオロギは"陸エビ"と呼ばれるくらいなので、海産物と相性がよいのかも。
―おっと、意外な高評価。では採点を!
―暫定1位に躍り出ました!
小澤さん:これは興味あるなぁ。スプーンに乗せて食べてみますね。
小澤さん:うん、間違いないです、抜群です。瓶の中に漬けておいてもよいかもしれないですね、コオロギの食感は残るはずなので。
―なるほど、さらなるアレンジも。
小澤さん:実は「コオロギラー油」はつくりたいと思っていたんです。食べるラー油か...参考にさせていただきます(笑)
―商品化のニオイまでしてきました(笑)。高得点、間違いなしかな?
―出ました、満点!
小澤さん:酸っぱい系は未知数ですが、さっぱりしそうな感じも。これは「ヨーロッパイエコオロギ」が合う気がします。
小澤さん:...ただただ酸っぱいです(笑)
―(笑)
小澤さん:口の中でコオロギとレモン汁がマリアージュすることなく、ひたすら平行線ですね。ということで...。
―(笑)厳しい!
小澤さん:これは合うんじゃないですか?優勝候補かも?期待大です。
小澤さん:ん?あれ??これはダメだな。
―ダメですか?ワインのおつまみになりそうなイメージでしたが。
小澤さん:う?ん...。これもマリアージュしない感じです。臭みのあるチーズだったら合うのかなぁ。期待が大きかった分、採点も厳しめで。
―優勝候補、まさかの惨敗です!
―味というより、ウエハース的に食感を楽しめるかなと。
小澤さん:なるほど、ではトッピング感覚で。
小澤さん:仰るとおり、味が合うとか合わないではなく、食感は楽しくなりますね。味としては、どうしても甘みが勝ってしまいますが。
―コオロギに抵抗がある人でも、これなら食べられそうな気もします。
小澤さん:そこまでしてムリに食べることはないですけどね(笑)。でも相性という意味では、そんなに悪くないかと。ということで採点はこちら。
小澤さん:冷たいものと合わせるのも面白いですし、ちょっと甘めの評価で。
―最後はこちら。予想としては、最中のような和菓子感覚になるのではないかと。
小澤さん:これまた未知数です!
小澤さん:あぁ...ダメだ...合わない。
―あら?ダメですか?
小澤さん:エビにあんこをつけている、といえば想像できると思いますが、そういう感じですね。
小澤さん:調和せずにコオロギ独特の味が最後に顔を出して、同じ甘い系でもアイスとは全然違いました...
―ということで、8種の実食が終わりました。栄えある「コオロギとの相性No.1食材」の座に輝いたのは...
ー食べるラー油でした!!!
小澤さん:もう圧勝でしたね、完全に私の独断ですが(笑)。予想通りの相性のよさでした!
食べくらべキットをコミュニケーションの道具にしてほしい!
―いろいろな食材で食べくらべてみて、いかがでしたか?
小澤さん:品種によっても合う合わないがあって、とても面白かったです。意外な発見があるかもしれないので、お客様にもいろいろ試していただきたいですね。これはおいしい、これは合わない、こうすれば食べやすいとか、みんなでワイワイ話しながら。
―同じく食べくらべができる商品として、こんなキットもあるんですよね。
未来コオロギ・ラボ コオロギたこやき作りキット 734円(税込)
小澤さん:コオロギは旨味成分のグルタミン酸も豊富なので、それをわかりやすく味わえるようにこのキットをつくりました。プレーンなたこやき粉に加えて、そこに混ぜるコオロギパウダーと具材用のコオロギが入っているので、パウダーの有り無し、コオロギの有り無しなど、食べくらべを楽しめます。
―こちらも面白そうですね!楽しいコミュニケーションが生まれそうです!
小澤さん:冒頭にもお話ししましたが、まずはコオロギ食に興味関心を持ってもらうこと。そのステージに入らないと何もはじまらないですからね。今回ご紹介したキットを、コミュニケーションの道具にして楽しんでほしいです!
おわりに
取材後、スタッフも実食してみましたが、思ったよりも食べやすくてコオロギに対する印象が変わりました。皆さんもいかがですか?小学生の夏休みの自由研究にもおすすめですよ!
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