みなさんは料理をするとき、包丁の種類を使い分けていますか?包丁を使い分けることで、毎日の料理がさらに楽しくなります。今回は主な包丁の種類やそれぞれの特徴、おすすめの商品を「包丁マイスター さかい」がご紹介します。あなたに合った1本を見つけるためにも、ぜひ目を通してみてください。
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包丁の種類は使い分けした方がよい?
1種類の包丁で料理をしているという方もいらっしゃると思いますが、包丁は食材に合わせて使い分けをするのがおすすめです。まずは、包丁を使い分けした方が良い理由について説明していきます。
衛生面
包丁を使い分けした方がよい理由として、衛生的であるからという点が挙げられます。例えば、サラダ用の野菜と肉を同じ包丁で扱った場合、野菜に肉の雑菌などがついてしまうことがあります。安心して食事を楽しむためにも、食材によって包丁を使い分けた方がよいでしょう。
食材が扱いやすくなる
包丁を使い分けると、食材が扱いやすくなるともいわれています。包丁にはさまざまな種類があり、サイズや形状、素材によって適した食材が違います。食材に合った包丁を使用することで調理が簡単になり、食材本来のおいしさを引き出せるのです。
包丁の種類と使い分け
「どのような種類の包丁があるのか分からない」「どうやって使い分ければいいの?」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。そこでここからは、包丁の種類と使い分けについて解説していきます。
三徳包丁
「三徳包丁」とは、一般家庭でよく使用されている包丁です。扱いやすい形やサイズで作られているので、専門的な技術がなくても誰でも簡単に使えるのが特徴です。「三徳」という名前は、野菜・肉・魚の3種類に使用できることが由来とされており、さまざまな食材に対応できます。
牛刀
「牛刀」は、塊肉を小さくカットするために設計された包丁です。西洋では「万能包丁」と呼ばれており、肉だけでなく野菜や魚にも使用できます。刃渡りは一般家庭用で18〜22cmほど、本職用だと20〜30cmと三徳包丁よりも長く、大きい食材も扱いやすいのが特徴です。また、三徳包丁と比べ先端が細くなっているため、
薄刃包丁
「薄刃包丁」は和包丁の一種で、名前の通り刃が薄く作られていることが特徴です。主に野菜を切る際に使われる包丁で、刃の位置を変えることで千切りや刻み、かつら剥きなどを行えます。ただし、刃が薄くて耐久性が低いため、硬い食材の扱いにはあまり適していません。
出刃包丁
「出刃包丁」も和包丁の一種で、主に魚を調理するときに使われます。刃に重さと厚さがあり、魚を切り身にしたり三枚おろしをしたりするときに活躍します。見た目は三徳包丁や牛刀とあまり変わりませんが、切れ味はかなり鋭く魚の骨や兜も切れますよ。本格的に魚をさばきたいときは、出刃包丁を使用するとよいでしょう。
柳刃包丁
「柳刃包丁」は、魚の半身や柵から刺身を切るときに使われる包丁です。柳刃包丁は刃が細みで長く、身を崩さず角が立った刺身を切れるのが特徴です。美しい刺身を切りたい場合は、柳刃包丁を使用するのがおすすめですよ。
ペティナイフ
ペティナイフとは、刃渡りが9〜15cmとコンパクトなサイズの包丁です。幅が細く小回りが利くので、野菜の細工やフルーツのカットなど細かい作業をするときに活躍します。サイズが小さいため、収納場所に困らないのも魅力の一つです。「普通の包丁では細かい作業がやりにくい...」と感じている場合、ペティナイフとの使い分けをおすすめします。
パン切り包丁
「パン切り包丁」は、その名の通りパンを切るときに使用される包丁です。刃渡りが長く、刃が波型になっているのが特徴で、パンやケーキなどの柔らかい食材をきれいに切り分けられます。
中華包丁
「中華包丁」は、中華料理店などでよく使用されている専門的な包丁です。普通の包丁よりもサイズが大きく刃が四角いのが特徴で、食材を切るだけでなく潰したり叩いたりすることも可能です。ただし、サイズが大きくて重さもあるため、取り扱いにはコツが必要になります。
包丁の選び方
「包丁を使い分けたいけれど、種類の選び方が分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか?そこでここからは、包丁を選ぶときに注目したいポイントを詳しくご紹介していきます。
扱う食材に合わせて選ぶ
包丁は、扱う食材に合わせて選ぶようにしましょう。先ほど紹介したように、包丁の種類によって適した食材が違います。例えば、魚を捌きたいときは出刃包丁や柳刃包丁を、小さな果物を切るときはペティナイフを選ぶのがおすすめです。
刃の素材で選ぶ
包丁を選ぶときは、刃に使われている素材にも注目してみてください。鋼やステンレス、セラミックなど包丁によって使用されている素材が異なり、それぞれ特徴も違います。
例えば、セラミックは錆びずに切れ味が長持ちしやすいという特徴があります。ステンレスは錆びにくくお手入れも簡単なので、一般家庭でも扱いやすく、これから料理を始める方にもおすすめです。また、鋼はお手入れの手間はかかりますが、研ぎやすく切れ味が復活しやすいという特徴があります。
柄の素材もチェック
刃の素材だけでなく、柄に使われている素材もチェックしましょう。柄の素材は、包丁の握りやすさや扱いやすさに直結していきます。ステンレス一体型の柄は、丈夫で耐久性が高いのが特徴です。つなぎ目がないため、雑菌が刃と柄の隙間に入ることもなく衛生的なのもポイントですよ。
樹脂製の柄は、水に強くて軽量なのが特徴です。ステンレス一体型とは異なり刃と柄の間に隙間があるため、雑菌の侵入を防げる口金付きの商品を選ぶのがおすすめです。
木製の持ち手は手になじみやすく、温かみのある風合いが特徴です。ただし、柄に水が染み込んだまま放置するとカビの原因になるため、使用後はしっかりと乾かしましょう。
おすすめの包丁
スタンダードで使いやすい【茜 三徳包丁】
さまざまな食材に使用できる万能包丁を探している場合、〈茜 三徳〉がおすすめです。普通の包丁よりも刃先が薄く仕上げられており、切れ味が鋭く食材が扱いやすいのが特徴です。食器洗浄器や食器乾燥機に対応しており、お手入れもしやすいですよ。
小ぶりで使いやすい【茜 小三徳包丁】
〈茜 小三徳〉も、万能包丁を探している方におすすめの商品です。先ほど紹介した〈茜 三徳〉よりも小ぶりなサイズで、小回りが利くのが特徴です。
細かな作業はペティがおすすめ【関孫六 茜 ぺティ】
〈茜 ぺティ〉は、刃渡り12cmの小型の包丁です。ステンレス3層鋼が使用されており、錆びにくくお手入れがしやすいのが特徴です。側鋼にはステンレス、芯にはステンレス刃物鋼が使われており、研ぎやすくなっているのも魅力ですよ。
切り込みやすい刃先【茜 牛刀】
〈茜 牛刀〉は、刃渡り18cmと少し大きめのサイズの包丁です。「スキ加工」と「三段階研削加工」により、刃先が薄く仕上げられているのが特徴です。食材に切り込みやすく、切れ味がよいとされています。また、耐熱性が高い資質ハンドルが使用されているので、食器洗浄器や食器乾燥機も使用可能です。
オールステンレスで衛生的【 三徳包丁】
〈ヴェルダン 三徳包丁〉は、さまざまな食材を扱える万能包丁を探している方におすすめの商品です。ハンドルと刀身の接合部に継ぎ目がないため、汚れを拭き取りやすくお手入れが簡単です。オールステンレス製で衛生的なのも魅力ですよ。
手が小さめな方にもおすすめ【ミドル三徳包丁】
〈ヴェルダン ミドル三徳包丁〉は、刃渡りが14.5cmの万能包丁です。サイズがコンパクトなので扱いやすく、収納場所にも困りません。刀身には特殊刃物鋼である「モリブデンバナジウム鋼」が採用されており、切れ味が長持ちしやすいのも魅力です。
手研ぎ本刃付けでプロの切れ味【牛刀】
〈ヴェルダン 牛刀〉は、シャープな切れ味が特徴の万能包丁です。刃の部分が手研ぎ本刃付けで、鋭い切れ味が持続します。ステンレス一体型ハンドルで、衛生的かつ丈夫なのも嬉しいポイントです。
切れ味長持ちのペティナイフ【オールステン ぺティ13】
細かい作業ができる包丁を探している場合、〈ヴェルダン オールステン ぺティ13〉がおすすめです。モリブデン鋼が採用されており、長期間使用しても切れ味が衰えません。また、刀身と柄につなぎ目がないので、サッと拭き取るだけで汚れを落とせます。
錆びにくい和包丁【銀寿 ステンレス 出刃】
〈銀寿 ステンレス 出刃〉は、「モリブデンバナジウムステンレス刃物鋼」というステンレス素材でつくられた出刃包丁です。サビにくく鋭い切れ味が長持ちする上、お手入れが簡単にできるのが魅力です。
天然木のハンドルが手になじむ【銀寿 ステンレス 刺身】
刺身包丁を探しているのなら、〈銀寿 ステンレス 刺身〉もおすすめです。伝統工法の「本格刃付け」を使用しており、切れ味が高く研ぎ直しやすいのが特徴です。ハンドルには水に強い天然木を採用しており、耐久性にもすぐれています。
持ちやすいハンドル【パンスライサー】
〈ヴェルダン パンスライサー〉は、パンやケーキなどの柔らかい食材を切るときに活躍します。ハンドル部分は手にフィットするフォルムとなっており、扱いやすいのが特徴です。食器洗浄器にも対応しているためお手入れも簡単ですよ。
やわらかいパンも切りやすい【パン切りナイフ せせらぎ】
〈パン切りナイフ せせらぎ〉は、右利き専用のパン切り包丁です。刃の部分が3種類の形状になっているのが特徴で、柔らかいパンも固いパンも形を崩さずに切れます。パン以外にも、野菜やローストビーフなどを切るときにも使用できます。波刃部分にはモリブデンバナジウム鋼が採用されており、お手入れが簡単で切れ味が長持ちしますよ。
ダマスカス模様が美しい三徳包丁【ダマスカス 三徳】
〈ダマスカス 三徳〉は、肉や魚などさまざまな食材に使える万能包丁です。独自の刃付け技術により刃先が鋭利に仕上げられており、味わいを壊すことなく食材をカットできます。日本刀を彷彿とさせるような、美しく高級感のある33層のダマスカス模様も特徴です。ハンドルは手にフィットしやすい形状になっており、扱いやすさも魅力の1つとなっています。
接合部が溶接済みで錆びにくい【ダマスカス ペティナイフ】
小回りの効く包丁を探している方には、〈ダマスカス ペティナイフ〉がおすすめです。刀身にはサビに強いV金10号という素材が採用されており、鋭い切れ味が長く続きます。刀身と口金が溶接されているので、水分が入り込んだりサビが発生したりするのを防ぎます。一般家庭はもちろん、プロのニーズにも応えられる包丁です。
水による侵食やカビも心配なし【ペティーナイフ】
〈グローバル ペティナイフ〉は、肉や野菜を切るときにおすすめな刃渡り13cmの小型包丁です。柄の形状にもこだわりがあり、手になじみやすく抜群のフィット感が味わえます。
刀身と柄が一体構造になっているので、水による侵食やカビも心配もありません。また刃にはモリブデンやバナジウムを含む刃物用ステンレスが採用され、切れ味が長持ちしやすいのも特徴です。
ドットパターンで握りやすいハンドル【三徳18cm】
〈グローバル 三徳〉は、魚や肉、野菜に使用できる刃渡り18cmの包丁です。刀身と柄が一体になっているため、清潔に使用できてお手入れも簡単です。ハンドル部分はドットパターンとなっており、滑りにくく持ちやすいことも特徴ですよ。
海外でも人気のスマートなデザイン【三徳 16cm】
〈グローバル 三徳 16cm〉も、万能包丁を探している方におすすめの商品です。刃にはモリブデンやバナジウムを含む刃物用ステンレスが採用されており、抜群の切れ味が実感できるでしょう。世界各国で高く評価されているスマートなデザインも魅力の一つです。
包丁の種類を使い分けて、料理を楽しみましょう!
包丁には出刃包丁や三徳包丁などさまざまな種類があり、それぞれで適した食材が違います。食材ごとに包丁を使い分けることで、今よりもさらに料理が楽しくなるでしょう。今回紹介した包丁の選び方やおすすめの包丁を参考にしながら、あなたに合う一本を探してみてください。
監修者
包丁に関する豊富な商品知識と経験を持つスタッフが、お客様のご要望をていねいにうかがいます。
新宿店にて、包丁の研ぎも承りますので、切れ味が落ちたと感じたら、ぜひお持ちください。
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