こんにちは!
梅田店11F ツクル・ナオスのお悩み解決商店 店主の岡田です。
窓の結露が気になる季節ですね。
ウチの北向きの窓も冬は結露が激しいのですが、結露防止シートは貼れるものがあまりありません。
この様に針金が入っているガラスは「網入りガラス」と言って、貼れる断熱シートは少ないのです。
【2 貼れないガラス】
夏にご紹介した遮熱フィルムも網入りガラスに貼りたかったので、貼るのがちょっと面倒でしたが窓を外して窓の外側から貼るタイプの窓フィルムを網入りガラスに貼りました。
夏に貼ったこのフィルムは冬も室内の温度を逃がさない効果があります。耐久年数は3年と長く、今のところ剝がれたりしていません。
ご参考にヒントマガジン「網入りガラスにも貼れる!外貼り断熱フィルム」をご覧下さい。
今シーズンは、今まで「網入りガラスにも貼れるけど、たぶんきれいに貼れないんだろうな」と思って敬遠していたこのフィルムを貼ってみることにしました。
窓サイズ90×180cm用ですが、フィルム自体は94×200cmあります。ご購入前に窓のサイズの確認をお忘れなく。
税込1,904円 (JAN 4904140235901)
そもそもなぜ網入りガラスに貼れないシートが多いのかと言うと、それは熱による膨張率の違いでヒビ割れが起こる可能性があるからなのです。
例えば夏はガラスは太陽光を受けても光を通すのでガラス自体はそんなに熱くなりません。
しかし断熱シートを貼るとシートは熱を反射してガラスを熱くするのでガラスは想定外の高温になります。
そうするとガラスの中に入っている網の素材である鉄とガラスの膨張率が違うために想定以上の力が加わり、ヒビが入ってしまうのです。
今回ご紹介する透明シートはガラスに貼らずサッシ枠に貼ってガラスとフィルムの間に薄い空間を作り空気の層を作って断熱します。
ガラス自体には空気しか触れずしかも透明なので、ガラスの温度が極端に変わることがなく、膨張率の違いによるヒビ割れが起きないという訳です。
これならたいていの窓に使えますね。
長くなりました。貼り付け方法のご説明です。
言葉でご説明するよりも、メーカーの 株式会社ニトムズさんのHP に分かりやすい動画がありますので一度ご覧ください。
このHPを開いていただいて、ページの右下にある「使い方」をクリックしていただくと動画が見られます(1分45秒ほどの動画です)
「透明なので透明な窓の視界そのままで結露を防止できます」というのがお勧めポイントになっていますが、私にとっては「網入りガラスに貼れる」というのが何よりも魅力です。
実際に貼ってみて、施工の時に気を付けていただきたいと思ったポイントはこの2点です。
①シワになっても気にしない(シワを気にしてはがそうとしない)
②シリカゲルを入れ忘れない (窓まわりにシリカゲルを使うことは無いので意識から外れやすい)
一度貼ったシートをはがそうとするとシートが破れることがあります。両面テープが強力なのと、シートの素材がパリパリした感じなので破れやすいのです。
最後のドライヤーで想像以上に気持ちよくシワが伸びますのでシワは伸びます。安心してください。
シリカゲルは、窓の補修にシリカゲルを使う事はまずない事もあり、きれいに貼るのに気を取られて忘れてしまいました。
DIYに慣れている人ほどやってしまいがちなミスです。
説明書をよく読んで始めていきます。
まず両面テープです。こんなサッシなので、説明書の指示通りここは2列貼ります。
貼り終えたら外側にマスキングテープを貼ります。サッシが傷ついてもいいという方は貼らなくてもいいです。
両面テープの剝離紙をはがしてシートを貼っていきます。「室内側」と書いていますので確認を。
窓の上側の作業なので、踏み台があった方がいいですね。
適当な中ににも加減は必要です。シートのロールを貼りたい位置のあたりに持ってきておくとズレにくいです。
シートはバリバリした感じで貼りにくく、絶対シワになります。凄く不安ですが、シワになっても気にせずに続けましょう。はがして貼りなおそうとすると破れます。
上辺を貼ったら下辺です。下辺はロールからシートを切り離した方が貼りやすいです。
その後、縦の辺を貼ります。押さえにくいので下敷きを使いました。
もう一方の縦の辺も貼ります。
ここでやってしまいました!調子に乗って作業しててシリカゲルを入れるのを忘れていました!右側は貼ったばかりなので無事はがれてくれましたが、左側はシートが破れました。
もしシリカゲルを入れ忘れたら、もうそのまま入れない方がいいかもしれませんね。
気密性が大切なので破れたままではまずいのではないか・・・何とか補修しないと・・・。
梱包用のクリアテープがありますがそれで補修するのは見苦しいので絶対使いたくありません。
柄入りのシールとか、ポストカードとかで装飾的に直す方向で考えます。
余ったシートを切る前にハンカチ等でしっかり押さえます、これも重要。
最後にシワを伸ばすとシートがパンパンに張ります。かなりの力で引っ張られますのでしっかり押さえて密着させておきましょう。
カッターは先で切るのではないので、あまり刃が短いと切りにくいです。新しい刃があれば交換して切りましょう。両面テープとマスキングテープの境を切っていきます。
シートが貼れました。
かなりシワシワですが本当にシワが伸びるんですか大丈夫ですかニトムズさんと思いながら、いよいよドライヤーでシワ伸ばしです。
窓付近にコンセントが無い場合は延長コードが必要ですね。
シワは想像以上に伸びます!びっくりしました!感動的に伸びます!サッシ枠に貼り付けた両面テープの部分はのびませんが、そんなのが気にならないくらいに伸びます!シワの伸び方はぜひ上記の動画でご覧ください。
これで完成です。窓にいろいろ写り込んでお見苦しくてすいません。それぐらいピンと張っており、指ではじくとパンパン音がします。
貼った翌朝の窓です。結露するようにと寝る前に濡れタオルを室内に何枚か干してから寝ました。
右が断熱フィルムを貼った窓、左がそのままの窓です。写真では分かりにくいですが、フィルムを貼った右の窓は全く結露していません。
結露防止の効果が確認できました!
でもこれがワンシーズン持つのか?もっと寒くなっても大丈夫か?シートの内側が曇ったりしないか?などを見ていくのが楽しみです。
長期使用の結果は次回ご報告いたします。
ご覧いただきありがとうございました。
皆様のご来店をお待ちしております。
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