フリーマーケットアプリの普及や個人で活動するクリエイターの増加などにより、個人間の商品のやりとりが増えている昨今。「きれいに梱包したい」というニーズの高まりに応え、梱包用の便利アイテムを集めたコーナーが新宿店にできました。そこで今回は、その担当バイヤーと店頭販売担当のお二人に、導入の経緯やオススメ商品について伺ってきました!
はじまりは、〈カウネット〉の商品と出会ったことから。
―本日はよろしくお願いします。
吉木・三宅:よろしくお願いします。
左:新宿店6階 吉木浩二、右:新宿店バイヤー 三宅正和
―お二人は普段、どんなお仕事を?
吉木:新宿店6階の売場担当で、梱包材を担当しています。
三宅:新宿店付きの店舗バイヤーです。
吉木:三宅が目を付けてきたものを私がカタチにする。かっこよく言えばそういう関係ですね。
三宅:編集をしてもらわないと、見つけたものだけでは売場はつくれないので。こんなものも混ぜた方がいいよ、といったアドバイスをいただいています。
―では本題に。梱包用アイテムのニーズは、やはり高まっているんですか?
吉木:はい、そういった声は良く聞きますね。
三宅:フリマアプリの利用者はかなり多いんですが、トラブルも多いという話は聞いていました。例えば高価な時計を"プチプチ"にくるんで事務用の封筒に入れて送ってきたり。
―たしかに。
三宅:じゃあ、みなさんどうしてるのかな、と気になって。色々と探していたときに通信販売の〈カウネット〉に目を付け、声をかけさせていただきました。
―なぜ〈カウネット〉に?
三宅:業務用の商品が主なんですが、中には個人向けの商品もあって、それがとても面白かったので。カウネットさんはユーザーがすごくアツいんです。ユーザーの声をもとに開発された通販専用のオリジナル商品シリーズ「カウコレプレミアム」があって、ユーザーのニーズがストレートに反映されているんです。
―その通販専用の商品を、ハンズでは店頭で扱っているんですか?
三宅:そうなんです。けっこう無理を言って入れてもらいました(笑)
―それはすごいですね。ハンズでないと買えない。
三宅:いや、一部の商品は他でも売っていました。でも普通の商品として売っていたので目立たなかったんです。
吉木:実はそこは大きなポイントで、例えば「音の出ないテープ」などはハンズにもこれまでもありましたが、他のテープの中に埋没してしまうと魅力が全然伝わらないんですよね。でもピックアップして集めることで、興味をひけるんです。
―なるほど。店頭では実際にどんなニーズがあるんですか?
吉木:いま顕著なのは小さいダンボールのニーズです。これは明らかにフリマアプリなどの用途ですよね。あと、本来は汚れてなんぼのダンボールなのに、ちょっとでも傷があると売れなくて。そして白いダンボールが売れるんです、普通のものより割高にも関わらず。
―ダンボールも大事なんですね。
吉木:できるだけきれいに送りたいんですね。それで評価が左右される一面もあるらしくて、次につなげるためにも重要なようです。
三宅:石焼き芋を、普通の新聞紙で包むのと英字新聞で包むのとでは、かなり印象が違いますよね。根本はその感覚じゃないかと。受け取った側もうれしいので、それが評価やリピートにつながるんだと思います。
構想から1年。店頭で売るためには、色々な苦労も・・・。
―特設コーナーには何品目くらい、そしてどんなものを揃っているんですか?
三宅:カウネットさんの商品を中心に、いまは20アイテム以上あります。
吉木:テープだったら切れやすいとか、紐だったら縛っても指が痛くないとか。女性目線のものが多いですね。
こちらが新宿店6階の特集コーナー。便利アイテムが揃っています!
―では、最初に目を付けた商品は?
三宅:空気入れを使って自分でつくる緩衝材クッションです。新聞紙を詰めるより見た目もきれいだし、これは良いと思いました。次に、手で切れるエアークッション。それらには「カウコレプレミアム」のマークが付いていて、初めはその意味がわからなかったんですが、後から特別な商品だとわかって。ぜひハンズで売りたい!と頼みました。
―すんなりOKに?
三宅:ハードルになったのは、値段などではなく、それらの商品に店頭用のパッケージがないことでした。まずはそこをどうするかということから始まりましたね。小分けにしてもらったり、簡易的な包装をしてもらったり。
吉木:本来は小売りの商品ではないので、色々と大変でしたね。でもそこは三宅がカウネットさんに働きかけて、なんとか。注意していただきたいのは、ネット専売品を店頭用に加工して販売するようにしたので、ネットと店頭では若干、販売価格は異なります。
三宅:あちらには、はっきりと「大変です」って言われました(笑)。でも「ハンズは小売りにおける羅針盤だから、そこは頑張ります」と言っていただきました。
―コーナー化を見据えてカタチになったのは、いつ頃ですか?
三宅:構想から1年、実現したのが昨年の年末ですね。
―今後、さらに商品は増えるのでしょうか?
三宅:そうですね、商品はたくさんありますので。
吉木:導入していても、まだデビューしていない商品も中にはありますから。
―まだまだ市場は広がりそうですね。
吉木:クリエイターの人たちって、やっぱりこういうものが欲しいんじゃないですかね。作品を販売する人たちは、たいていはネット販売をしています。そこに、フリマアプリも加わり、クリエイター以外の人たちもネット販売をしています。だから、商品の存在を知ってもらえれば、まだまだ市場は広がっていくと思っています。
梱包から開梱まで。オススメアイテムを実際に使ってみた!
―ここからはオススメアイテムの紹介をお願いします。まずは〈箱切り名人〉から。これはどんな商品ですか?
日伸貿易 箱切り名人(小)1,700円+税 (大)2,000円+税
吉木:ダンボールをきれいに小さくするためのアイテムです。
三宅:〈箱切り名人〉はカウネットさんの商品ではないんですが、私がネットで見つけたのと同時に、先方からハンズに売り込みがあった商品です。貿易会社なので商品の売り方がわからないということで、色々とアドバイスをしたりするうちに、ハンズでも販売しようという話になりました。
吉木:1月には毎日1個ずつ売れていきました!これはすごいこと。女性受けを狙ってピンクもつくってもらったんですが、やっぱり白が人気です(笑)
手順1:お好みのサイズでフックを固定し、箱のフチに掛けます。
手順2:横にスライドさせ、回転刃でダンボールの内側にミシン目を付けます。
手順3:ミシン目をぐるっと一周つけたら、四隅にカッターで切り込みを。
手順4:ミシン目に沿って内側に折ります。
手順5:四辺を折ったら完成。簡単きれいにサイズを小さくできます。
―では続いて、自分で空気を入れる梱包用クッションを。
カウネット 梱包用クッション(小/50枚入)1,200円+税 (中/50枚入)1,350円+税 (大/50枚入)1,560円+税
カウネット 空気入れポンプ 850円+税
三宅:空気を入れると、逆止弁でピタッと口がふさがります。
吉木:好きな加減で空気を入れられるのもポイントですね。
手順1:注入口に空気入れを差し込みます。
手順2:3回ほどプッシュすれば袋はパンパンに。
手順3:あとは荷物といっしょに箱に詰めるだけ。
―続きまして、音の出ないテープを。
左:3M 透明梱包用テープ 640円+税
右:カウネット 音が出にくいPPテープ 210円+税
三宅:これは説明不要ですね。見た目も粘着力も普通のテープと変わりません。テープの音って意外とうるさいので、会社などでも助かるアイテムですね。
写真では伝えられないのが残念ですが、イヤな音がほとんど出ません!
―最後に〈物流くんロング〉を。これはどんな商品ですか?
CANARY 物流くんロング 750円+税
吉木:開梱用のアイテムです。留めてあるテープを切るときに、中の荷物を傷つけない工夫がされています。
カッターと違って先端が丸く、刃のサイドにギザギザが付いています。
カッターのように、テープに当てて切るだけ。万が一、深く差し込んでも、中の荷物を傷つけません。
―あっという間に梱包から開梱までできました!では最後にお客様へのメッセージを。
吉木:時間をかけず、手間もかけない。簡単に使えるので、一度店頭に見に来てください!
三宅:これからも面白いものをどんどん見つけて、皆さんをサポートしていきたいです!
―本日はありがとうございました!
おわりに
こういう商品のニーズが高まるのは、いかにも時代の流れ。そのニーズに応えたいという気持ちがひしひしと伝わってきました。興味のある方は、ぜひ店頭へ!
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