【梅田店】11Fツクル・ナオスのお悩み解決商店「防災士になりました!」② 地域防災支援課の方にお話をうかがいました!

こんにちは!梅田店 ツクル・ナオスのお悩み解決商店 店主の岡田です。

「防災士になりました!」②をお送りします!

前回は"自助"について調べました。 自分の身は自分で守る準備は出来ているか、家族の安全は守れるのか、家具の転倒防止対策や 非常持ち出し袋等のチェックをしました。

ダメなところがたくさんありましたね!  改善してまた報告します!

今回は"公助"について。

家の中の防災対策が不十分という事が分かり不安になりました。では家の外では、自治体ではどの様な防災対策が 行われているのだろうかと思って調べてみました。

私の住む西宮市ではどうなんだろう、どのような防災啓発活動が行われているかについて 西宮市民として市のご担当の方に聞いてみました。

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西宮市 総務局 危機管理室 地域防災支援課 辻本様にお話を伺いました。

私の素朴な疑問について丁寧なお答えをいただき、辻本様から防災に関して様々な情報をいただきました。 ご協力ありがとうございました!

その様々な情報をお伝えする前に大切なご注意があります!

お伺いした情報は西宮市での防災活動についての内容です。お住まいの地域での防災情報とは異なる場合があります。
特に避難行動については、お住まいの各自治体から発表されている情報を必ずご確認願います!
西宮市内でも住んでいる場所によって対応が違ってきますからね。
ぜひ一度お住まいの地域で発信されている防災情報を確認しておきましょう!

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地域防災支援課の辻本様に、以下のような質問をしました。

問1 在宅避難が可能ならそれが推奨されていますが、避難所へ避難した方がいい場合とはどの様な場合か。

問2 避難所開設への流れ。

問3 私の住居の最寄りの避難所(上ヶ原南小学校)にはどのような災害用備蓄品があるのか。

問4 高齢者の避難の方法。高齢者のご家族が居る家庭に向けてや、近隣で協力できる事など。

問5 避難所に行く際の注意や、持って行った方がいい物など。

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以下はお答えいただいた内容をまとめたものです。

問1の「在宅避難か外部への避難かの判断」について。

「まずは防災マップを確認し、自宅等の災害のリスクを知ることが大切です」

●風水害(大雨や台風等による、洪水・土砂災害等)

・ハザードがない場合  ⇒その場にとどまる(在宅避難)

・ハザードがある場合  ⇒基本的に災害による被害が起こる前に早め早めに安全な場所(知人・親せき宅、ホテル、避難所など)に避難する。  

⇒避難が遅れて外に出るのが危険な場合や、洪水などの浸水想定よりも高いところに住んでいる場合は在宅避難も検討する。

●地震(津波)

「自宅が倒壊、もしくは今後その恐れがあり、自宅にとどまれない場合には避難してください。また、津波浸水想定区域にお住まいの方は避難が必要です」(南海トラフ地震等の、海溝型地震の場合)

・浸水想定区域外へ逃げる。(西宮市では避難目標が鳴尾御影線という道路の以北)

・津波避難ビルなどの頑丈な建物の上階へ逃げる。(西宮市では3階以上)

・頑丈な建物の上階にいる場合はその場にとどまる。(西宮市では3階以上)

●在宅避難する際の注意点

「ライフラインの寸断や、浸水等によりしばらく外に出ることができない可能性があるため、7日分以上の備蓄品を用意しておきましょう」

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問2の「避難所開設までの流れ」についてのご説明です。

「西宮市では避難所開設を決定した場合、市の避難所担当職員が避難所開設の準備を始めます。 市民へは防災スピーカー等の様々な手段により、広報しますので、どのような情報収集手段があるか事前に知っておくことが大切です。 以下の動画を参考にして情報収集手段を検討しましょう。」

・「5分で分かる災害時の情報収集」 にしのみや防災チャンネル(YouTube)

※動画は西宮市民向けの内容となっております。その他の地域にお住まいの方は、各自治体から発表されている情報をご確認願います。

問3 「避難所にある災害備蓄品」について調べていただきました。

「西宮市では、阪神淡路大震災を教訓として、その翌年より大規模災害発生時における被災者用の非常用物資の備蓄を始めております。

上ヶ原南小学校には、非常用物資としてアルファ米やビスケット類といった食料、 毛布やトイレ、おむつなどの生活用品を備蓄しております。

なお、西宮市では非常用物資を市内学校等に分散備蓄しているため、大規模災害発生時には、 上ヶ原南小学校の備蓄倉庫から上ヶ原公民館などへ物資を配送することも想定しており、 上ヶ原南小学校の備蓄物資全てが上ヶ原南小学校分ではないことのみご理解のほどお願い致します」

※同じく危機管理室の災害対策課に尋ねて調べていただきました。ありがとうございます。 アルファ米1,500食、ビスケット類1,200食、防寒シート600枚、水袋400枚、タオル250枚、簡易トイレ袋2,000枚等 があるそうです。数からみてやはり簡易トイレ袋は必要ですね。

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問4 「高齢者の避難について」のアドバイスをいただきました。

「警戒レベル3高齢者等避難では、高齢者のみではなく、足の不自由な方や、妊婦の方等、 避難に時間のかかる方が避難するタイミングとなっております。 避難に時間がかかるので、できるだけ早い段階で避難してもらうことが大切です」

また、高齢者等にかかわらず、いざというときに素早く避難ができるよう、普段から避難する場所やルート、 タイミングを決め、非常持ち出し品を準備しておくなど、災害に備えておきましょう」

近隣に自分だけでは避難できなかったり、情報を取るのが難しい要支援者が住んでいる場合は、 日ごろから声をかけ、いざというときには、避難を手伝ってあげましょう」

※店頭で防災についてのご相談をお伺いするのは高齢の方が多いです。家の近所にも高齢の方が居るので、 非常時にはお声がけをしようと思います。

問5 「避難所へ行く場合についての持ち物等」について教えていただきました。

「避難所に持参するべき非常持ち出し品は 飲食料・衣類・感染防止品(マスク・体温計・スリッパなど) その他必要なものは人それぞれです。以下の動画を参考にして自分なりの非常持ち出し品を完成させましょう」

・「5分で分かる災害時の非常持出品」 にしのみや防災チャンネル(YouTube)

※特に今は衛生管理が重要ですね。避難所にスリッパを持っていくのは盲点でした、旅行用のコンパクトなスリッパなんかも良さそうです。 避難と言っても、知人が安全な場所に居るとか安全な地域に宿泊施設があれば、そこへ避難するのもアリなんですね。

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その他防災に関する情報へのリンクも辻本様に教えていただきました。

・にしのみや防災チャンネル(YouTube)
https://www.youtube.com/playlist?list=PLurZK0C33lUvXgzOVydog5bgED51Z__5H

・防災に役立つチラシ集
https://www.nishi.or.jp/kurashi/anshin/bosaijoho/saigainitsuiteshiru/chishiki/11118802020.html

・西宮市防災マップ
https://www.nishi.or.jp/kurashi/anshin/bosaijoho/kakushumap/2019bosaimap.html

・西宮市防災ポータル
https://www.nishinomiya-bousai.jp/

今回は私の住む西宮市の防災について地域防災支援課の辻本様に教えていただきました。

今後ハンズでの防災に関するお問い合わせにも今までより自信をもってお答えできそうです。
ここまで読んだ方はきっと「自分の住む地域の防災はどうなんだろう」とお思いになる事でしょう。
ぜひ一度お住まいの「〇〇市 防災」で検索してみてください。

次回は「防災士になりました!」③救急救命について。
防災士になるにあたって受講が必要だった救急救命講習についてのお話をさせていただこうと思います。

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梅田店オカシュー

「これ、自分で直せないかな」「これ、もっと使いやすくできないかな」それ、できるかも!ちょっとぐらい失敗したって、自分でやったことなら納得できるはず。チャレンジするDIY心を持つ方を精一杯応援いたします。

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