こんにちは!
梅田店11F「ツクル・ナオスのお悩み商店店主」の岡田弘巳です。
網戸の網、破れたり外れてたりしませんか?
網戸の張り替えはたるんだりシワになったりしても途中でやり直しが出来るので、障子の張り替えよりも失敗が少ないです。DIY初心者の方にもオススメです!
今回は最初からビフォーアフターをご覧いただきましょう。網戸を半分開けた状態を撮影しました。
左が張り替え前の灰色の網 右が黒の網に張り替えた後
灰色の網から黒の網に替えると、網戸があるのが分からないくらいに視界が良くなります。これはスッキリして気持ちがいい!
必要最小限のものはこの4つです。網、押えゴム、押えローラー、カッター。
カッターは小さくてもOKですが、あんまり刃が短いと作業しにくいです。新しくてよく切れる刃に交換した方ががきれいにできます。
ここで注意!網を買うときは必ず家の網戸のサイズを測ってから買ってください!
我が家の網戸は網戸の枠全体の高さがちょうど2メートルでした。枠のサイズが2メートルなら網のサイズはそれより少し小さくても足りるので、長さ2メートルの網で何とか貼ることが出来ます。
準備ができたら始めましょう!最初は網戸を外すところからです。たいていはこのようなストッパーが上部に付いていますので、プラスドライバーでネジを少し緩めます。
すいません、プラスドライバーも必要でしたね。
ここで注意!網戸は必ず外側に外れます!外に落とさないように注意!
ベランダの窓ならいいですが、マンションの出窓なんかですと落としたら大変です。落とさないように気を付けてくださいね。
外したら、せっかくですから戸車の所とかを掃除をしてから広い所に持ってきます。床がキズつかないように新聞紙などを敷きましょう。私はレジャーシートを敷きました。
では押えゴムを外しましょう。たいていは上か下の辺のどこかに押えゴムの切れ目があります。押えローラーの尖った部分を使ってほじくり出して、ビューっと引っ張って外しましょう。
ゴムが外れたら網が外れます。
ここで注意!まだ新しい押えゴムは再利用できます。
貼りかえてから何カ月かしかたっていない場合は、押えゴムは再利用できます。
そんなに劣化してないので、洗って乾かしてもう一度使いましょう。多少短くても問題ありません。
いよいよ網を貼る作業です。ここからが本番です。
説明書通りに、網を枠の上に仮置きします。
ここで一番のポイント!網の仮置きをいかに正確に置くかで仕上がりが違います。
仮置きを侮るなかれ!仮置きで網をまっすぐに置かないと出来上がりがゆがみます。
おもりになるもので押えるか、こんな洗濯ばさみで固定しても良いです。とにかく仮置きで斜めにならないようにキチンと置く事がきれいに張る一番のポイントです。
仮置きがきちんとできたら、網を抑える押えゴムの準備をしましょう。押えゴムの太さは何種類か太さがあるのでピッタリの太さを選ぶ必要がありますが、最近はこのようなサイズを変えられるタイプが主流です。
買うときに太さが分からなくても、使うときに太さを変えることが出来ますからとても便利です。
黒いのが元々使っていた押えゴムです。一番細くするとピッタリだったので、外側の皮の部分を2枚はがして使います。
いよいよ張る作業にかかりましょう。まず大まかに押えゴムを配置しておくと作業がスムーズです。一番下の端から5センチくらいの所から押し込んでゆきます。
角はローラーのお尻の部分で押し込みます。まっすぐな部分はローラーで押し込んでいきます。一気に押し込むのではなく、ローラーを前後に何度も動かして、少しづつ押し込んでゆく方がスムーズです。
ここで注意!最初の2辺ではまだ網は引っ張らないで!
最初の縦の辺と、次の横の辺に押えゴムを押し込むときは、網は引っ張らずに押し込んでください。ここで網を引っ張るとせっかくきちんと仮置きしたのが動いてしまって網がゆがんでしまいます。網を引っ張るのはその次の辺、3辺目からです。
縦と横の2辺が張れました。この先の3辺目からは網を引っ張りながら張っていきます。強く引っ張る必要はありません。写真のように「たるまないように支える」程度が良いです。
引っ張りながらだと、押えゴムを入れるのが難しくなってきます。でも心配しないで下さい。失敗したらゴムを外してやり直せます。一度に押し込もうとせず、ローラーを何度か往復させて少しづつ押し込むのがコツです。
引っ張りながらの作業はちょっと疲れましたね。一周して出発点に戻ったら、はさみで押えゴムを切ります。少し短くなってしまいましたが、全く問題ありません。どっちみち屋外側になるから目立たないし。
ようやく1周できました。そろそろ終盤、あと一息。網戸のたるみがないかチェックしましょう。
たるみが見つかったので直しましょう。その周辺の押えゴムを一度外して、網を引っ張りながらローラーでもう一度押えゴムを押し込みます。引っ張りすぎると向こう側のゴムが外れたりする恐れもありますので引っ張りすぎに注意。
何とか目立たなくなりました。まだ少し波打っていますが、この程度なら取り付けてしまえばわからなくなりますので全く問題ありません。
次は余った網を切りますが、その前に!
ここで注意!余分な網を切る前に、もう一度全体にローラーをかけてください!
バイクや自転車、機械のメンテナンスで「ネジの増し締め」っていう作業があります。ネジがちゃんと締まっているかをもう一度締め付けて確認する様な作業です。網のたるみももう少し改善されますし、何より網が外れにくくなります。これも結構重要です。
最後に余った網を切ってゆきます。
網戸の枠をガイドにして、カッターの刃を多めに出して切ります。そんなにキチキチに切らなくてもいいんです。どちらかと言うと余り目に切った方が、設置してから蹴っ飛ばして網が外れたりした時に直しやすいんです。
ここで注意!写真のように刃の先が網戸の外に向く方向にカッターを入れてください!
カッターの先が網の方に向いていると、せっかく張った網を切ってしまう恐れがあります。ここまできてそれは悲しい。もし切っちゃったらどうするか?それはまた後日。
切り終わった後も気をぬかないで下さい。終わったー!と思って切った余りを「えいっ!」と引っ張ったりしないで下さいね。もしどこか糸が一本でも繋がってたら網がはずれてしまいますからね。そんな事になったら悲しいどころではありません。
糸が出ていて気になる時は必ずハサミで切りましょう。カッターで切るとどうしても引っ張ってしまうので押えゴムが外れる恐れがあります。網の切り残した余りが少しくらい残っていてもそのままにしておきましょう。どっちみち外側になるので気になりません。
ついでに網戸のレールを掃除して、網戸を取り付けて終了です。
お疲れ様でした!
最後に注意!灰色の網から黒の網に替えると本当に外が良く見えるので、網戸が閉まっているのに開いていると勘違いして網戸にぶつかる人がいました!
こんな感じで洗濯物をベランダに干そうとして網戸にぶつかった人(私)が居ますので皆様もお気を付けください。
今回は店頭でもご質問の多い「網戸の張り替え」のご案内をさせていただきました。
「できそうだな」「やってみようかな」と思っていただければ幸いです。
最後までお読みくださりありがとうございました。
今後ともハンズをご愛顧の程、よろしくお願いいたします。