梅田店DIY担当のオカシューです。
前回のブログ「COSボード匠で勇者の剣を作ってみました!造形編」の続きです。
今回は完成しました!
出来上がった剣は梅田店11階COSボードコーナーで展示しています!
本当は「エクスカリバー!」みたいに岩から抜けるようにしたいところですね。
岩、つくれたらつくります(行けたら行くわ、みたいな)
柴犬のにかちゃんもびっくりしています「何だか怖そうな物がきた・・・どうしよう・・・」
さて前回の続きです。
塗装編ですが塗装の前にグルーガンで謎の呪文を入れます。
謎の呪文は途切れないように一本の線で描いた方が楽です。
センスのある人はこれくらいの模様なら下描きなしで描いていくのですが、私は下描きをなぞってやります。
線にそってグルーガンで盛り付けて行きます。
グルーガンは接着以外にもこんな装飾や、スキマを盛ったり補強したりと色々使えます。
グルーガンはコードレスでもしばらくの間使えるこのタイプが使いやすいです。
EARTH MAN グルーガン コードレス GG-200CL 税込2,145円
塗装に入る前に下地処理をします。
「COSボード匠」は下地なしで塗装が出来ますが、今回はツヤを出したいので下地に「造形ベース」を塗ります。
クラッセ(CLASSE) 造形ベース 白 300g 税込1,430円
左は今回は使っていませんが塗装後さらにツヤを出すときに使うトップコート「造形トップ」です。
クラッセ(CLASSE) 造形トップ 150mL 税込1,628円
塗料をよくかき混ぜるのは塗装の基本です。割り箸等でしっかりかき混ぜましょう。
塗装していきます。なるべく薄めの方がいいです。
厚塗りすると垂れた状態で固まるのであとのペーパーがけが大変です。COSボードは柔らかいので、完成後の塗膜のひび割れの原因にもなります。
「造形ベース」の代わりにジェッソも使えます。
リキテックス ジェッソ 50mL 【店頭のみ商品】 税込484円
上塗りする前に充分に乾燥させます。入組んだ部分は造形ベースが溜まっているのでなかなか乾燥しません。まる一日は乾燥させたいです。
いよいよ塗装していきます。
スプレー塗料は良く振ってから使ってください。特にツヤ消しのスプレー塗料と金属色のスプレーは100回くらい振っていただきたい。
ツヤ消しはざっくり言うとツヤを消す粉が入っていると考えていただきたいです。金属色も塗料も金属の粉が入っていると思っていただくとわかりやすいです。
どちらも粉が沈殿していると粉だけがたくさん出て色が白くなったりムラになったりしますのでしっかり振って混ぜましょう。
立体物に塗装する時は、塗りムラが出ないように棒に取り付けたりして塗装することが多いのですが、今回はグリップ部分があるので塗りやすかったです。
スプレー塗装のコツとしては。
・試し吹きをしてどんな感じに塗料が出るか確認する。
・失敗したと思っても、乾燥するとちゃんと塗装出来ている事もあるので、あわてて上塗りしない。かえって悪くなる事があります。
・スプレーの出始めと吹き終わりは塗料がダマになって出るのでブツブツになりやすいです。対象物から外れたところでスプレーし始めて対象物から外れたところで指を離しましょう。
・スプレーしていくと缶が冷たくなってきます。そうなると中の圧力が下がって塗料がきれいに出ないので、缶を振りながら手で温めて常温に戻してから塗装を再開しましょう。
湯せんしてもいいですが40℃までにしてください。めんどくさいからと言ってガスコンロの火でであぶったりしてはいけません。
凹みの部分に蛍光色の塗料を塗ります。蛍光色は下地に白を塗らないときれいな色が出ません。
シルバーの上に塗るなら大丈夫かなと思いましたが、発色が悪かったので下地に白を塗り直します。
刷毛塗りでもマスキングはした方がいいです。
ちなみに下地が白じゃないとこんな感じです。何となく色がくすんでいます。
今回はカンペハピオの「ヌーロ蛍光ピンク」を使いました。チューブタイプなので塗る物に直接付けたり、ちょっとだけ筆に付けたりできます。
フタの開閉も片手でできるので便利です。
カンペハピオ ヌーロ 蛍光ピンク30ml 税込760円 JAN 4972910247522
※こちらの商品は梅田店・新宿店・博多店のみの取り扱いとなります
刃の部分の斜めに切った所に銀色をスプレーします。黒く残す部分はマスキングします。マスキングテープのちょっとした浮きでも塗料が入ってしまうので慎重に。
貼った後もしっかり押さえておきましょう。
スプレーしていきます。スプレーは意外と遠くまで塗料が飛んでしまいますので、汚れてもいい服を着てやって下さい。
メガネにも塗料が飛んでくることがあるので、外すか防護メガネをしましょう。吸い込まないためのマスクも必要です。
今回使用した塗料はアサヒペン スプレー 100ml ツヤあり グロスブラック 税込690円です。
この塗料ですが、パッケージには書かれていないのですが便利な機能があります。
ノズルの先の水色の部分に注目です。
最初は左の形ですが、回して右のようにすることが出来ます。
これで塗料の出方が変わるんです。
ノーマルだと左のように縦長に塗料がでます。ノズルを横に回すと右のように横長に塗料が出るんです。
実際にスプレーするとこんな感じです。
画像はアサヒペンさんのHPからお借りしました。
今回のように細い部分を長く塗装するにはノズルの先を横向きにしてスプレーしてもいいですね。
もう一つ便利な機能があります。これはキャップに書かれているのですが、廃棄する時のガス抜きが楽なんです。
キャップにティッシュを詰めて、ノズルを外してキャップをさかさまにしてギュッと押し込みます。
するとティッシュの中に残った塗料を出すことができ、ガスも抜けます。
缶に穴をあけると塗料が飛び散りますが、この方法なら塗料は全てティッシュが吸い取ってくれるので飛び散りません。
廃棄する時は缶に「ガスぬき済み」と書いてから廃棄してくださいね。
さて銀の塗装が出来ました。
マスキングテープを外します。完全に乾いてからではなく、半乾きくらいで外した方が安全です。
続いて謎の呪文に金色を塗ります。
「ドライブラシ」と言ってぼんやりとぼかす方法もあるのですが、今回はくっきり塗ります。
グリップ部分を仕上げます。
全体にゴールドを塗って上から黒を薄くスプレーしてみました。古びた感じになりました。
最後にアクリルのパーツを接着して完成です!
銀色が何となくのっぺりした印象だったので、黒い縁取りを入れてみました。
クラッセ(CLASSE) クリスタルパーツ 円形 51mm 各660円(税込み)
完成した写真です!(赤い面)
緑の面はこの写真しか撮ってなかったので、生活感あふれる写真になってしまいました。
蚊取り線香まだ出てるし。
蛍光色は左の方が下地に白を塗ったので鮮やかですが、右は下地が銀のままなので少しくすんでいます。
いろいろ反省はありますがこれで完成です!
近寄って見ると塗装のアラが見えちゃいますが、指摘しないで下さいね。
この剣を背中に担ぎ、異世界につながる後ろのフスマを開けて大地に広がる布団に一歩踏み込めば魔界ダンジョン攻略の始まりです。
でも剣を背中に担ぐためには剣の鞘(サヤ)が必要ですね。
鞘、つくれたらつくります(行けたら行くわ、みたいな)
最後までお読みいただきましてありがとうございました。
みなさまのご来店を心よりお待ちしております。
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