夏こそ食べたいペルー料理「セビーチェ」!まだまだ知らない世界の料理〜夏のごちそう編〜

暑くて食欲がわかない、そんなときはペルー料理

いよいよ夏本番!暑くて食欲がわかない、キッチンで料理をする気力もわかない...。そんなときこそ楽しみたい料理が美食大国ペルーにありました。365日世界の料理を食べ歩く「じょいっこ」さん推薦!暑い夏におすすめの「セビーチェ」とは...!?

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さわやかな味わいで愛される、ペルーの国民食セビーチェ

暑い夏でもさっぱり食べられるおすすめの料理は?というリクエストに、じょいっこさんがおすすめしてくれた「セビーチェ」。
今回は、世界中の料理を自宅で簡単に!というコンセプトで活動する人気の料理研究家、ヤミーさんをたずねてレシピを教えていただきました。

料理研究家 ヤミーさん

料理研究家のヤミーさん。
世界を旅する、料理研究家。NHK「きょうの料理」や冠番組「ヤミーの3ステップクッキング」(長野朝日放送)等、テレビや雑誌で活躍。ベストセラーとなった著書も多数。近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』『ワンボウルクッキング』(いずれも主婦の友社)。また、少人数制料理教室「Yummy's Cooking Studio」を主宰しており、世界中の料理が自宅でも簡単に作れる!と人気を博し、オンラインクラスも開講されている。
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セビーチェというのはどんな料理なのですか?

ヤミーさん:ペルーの代表的な料理で、基本的には魚介を柑橘のしぼり汁でマリネした料理になります。柑橘の酸味やパクチー、唐辛子の組み合わせがさわやかで、夏にぴったりですね。本場のペルーでは、肉のセビーチェや温かいセビーチェもあるんですよ。

じょいっこさん:肉のセビーチェ!?それは知らなかったです!

ヤミーさん:地域によってもいろいろな楽しみ方があるようですね。今回は鯛を使いますが、白身魚はもちろん、貝を使ったりイカを使ったり、いろんな食材でつくることができます。

じょいっこさん:わたしが以前食べたセビーチェには、エビやタコ、イカなどいろんな魚介が入っていました。

ヤミーさん:海沿いで魚介類が豊富な国ですもんね。冷たい前菜として食べたり、ジャガイモを加えてランチのメイン料理にしたり、さまざまなシーンで親しまれています。


じょいっこさん:ペルーの海かぁ...いいですねぇ〜。

じょいっこ

おなじみ!カレーをはじめ、世界のスパイス料理の食べ歩きをつづけるじょいっこさん。
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ペルーの国民食ともいえる「セビーチェ」。さっそくつくり方を教えていただきましょう!

 

切って混ぜて和えるだけ!セビーチェのつくり方

【材料(2人前)】

セビーチェの材料

白身魚の刺身用サク・・・100g 
赤玉ねぎ・・・1/4個
赤唐辛子・・・1/2本(乾燥の場合は水に戻す)
パクチーの葉・・・1枝分(みじん切りで約大さじ2)
にんにく・・・1/2かけ
レモン・・・1個(しぼり汁で約大さじ2)
塩・・・小さじ1/4
こしょう・・・少々
<つけあわせ>
サニーレタス・・・1枚
茹でたとうもろこし・・・適量

【あると便利なアイテム】

セビーチェづくりにあると便利な道具たち

左から
サンクラフト 包丁職人が作ったキャベツスライサー 2,750円(税込)

旭電機化成 レモンしぼり革命 605円(税込)
マーナ お料理はかどるシリコーンスプーン 1,280円(税込)
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【つくり方】

1:白身魚を1.5cmほどの角切りにし、塩少々(分量外)をふり、水分が出てきたら拭き取る。赤唐辛子は種を除いてみじん切りにする。パクチーは葉の部分を大さじ2分みじん切りにする。にんにくはすりおろす。赤玉ねぎはスライサーで薄切りにして水にさらす。

白身魚を1.5cmに切る

赤唐辛子、にんにく、パクチーを下ごしらえ

赤唐辛子、にんにく、パクチーを下ごしらえ

赤玉ねぎはスライサーで薄切りにする

刃物産地、岐阜県関市の包丁づくりのノウハウを詰め込んだ切れ味抜群のキャベツスライサー。軽い力で薄くスライスできて、フワフワの仕上がりです。

2:レモンは半分に切って、ガラスのボウルにしぼり入れる。にんにく、赤唐辛子、パクチーを加えて混ぜ合わせ、塩、こしょうを加えて味を整える。

レモン革命でレモンをしぼる

剣山型の独自構造で、レモンを回転させながら軽く押し込むだけでスルスルしぼれる、すぐれもの。

レモン汁に下ごしらえした赤唐辛子などをまぜる

しなり具合が絶妙で使い勝手のよいシリコーンスプーンは、ヤミーさんも普段から愛用する必需品。ちょい置きしても下に付かない工夫が◎。

3:白身魚を入れてよく和え、表面の色が白っぽく変わってきたら、しっかりと水気を切った赤玉ねぎを加えて和える。

白身魚を入れてよく和える

4:皿にサニーレタスをしき、3を盛り付け、とうもろこしを添える。 

盛り付けて完成

今回は鯛を使いましたが、お刺身で食べられる白身魚ならなんでもOK!イカやエビなどお好みの魚介でアレンジできます。唐辛子の代わりに柚子胡椒を使ったり、レモンの代わりにライムにしても美味!手に入れやすい食材でつくれるのがGOOD!

白身魚のセビーチェのお味は?

「切って混ぜて和えるだけ!?セビーチェがこんなに簡単につくれるなんて知らなかった!」と驚きのじょいっこさん。さっそく食べていただきましょう!

じょいっこさんにセビーチェを試食してもらいました

じょいっこ「おいしい〜!本場の料理人がつくるセビーチェとまったく同じおいしさです!これが家庭でこんなに簡単にできちゃうなんて信じられない。オニオンのシャキシャキ感と唐辛子のピリッとした辛さがたまりません...あぁ、白ワイン飲みたい...」

さわやかなセビーチェを味わうじょいっこ

じょいっこ「少ない食材でこれだけ複雑な味わいが出るなんてすごいですね。オニオンが繊細にスライスされているので、味がしっかり染みていておいしいです!」

さわやかなセビーチェに誘われ、すっかり食欲に火がついたじょいっこさん。ヤミー先生が、プラスでメイン料理を一品教えてくれることになりました!

 

コクがあるのにスッキリ!?ワンカイナソースのチキンソテーのつくり方

前菜的なセビーチェだけでは物足りない!?ということでヤミーさんが教えてくれたのがワンカイナソースを使ったチキンソテー。ワンカイナとは「ワンカヨ風」という意味で、ペルーの町の名前が由来になったチーズソースのこと。本来はソースに黄唐辛子を使いますが、今回はペースト状の「アヒアマリージョ」を使用してつくります。代わりに柚子胡椒でつくっても◎。

【材料(2人前)】

ワンカイナソースのチキンソテー 材料

鶏もも肉・・・1枚
塩・・・少々
卵・・・1個
ブラックオリーブ・・・1粒
サラダ油・・・大さじ1

<ワンカイーナソース> 

カッテージチーズ・・・200g 
クラッカー・・・30g
アヒアマリージョ(イエローホットペッパー)・・・大さじ1
※柚子胡椒の場合小さじ1/2とレモン汁小さじ1
サラダ油・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/4
牛乳・・・100ml〜

【あると便利なアイテム】

チキンソテーづくりにあると便利な道具

ビタントニオ マイボトルブレンダー 4,730円(税込)
マーナ お料理はかどるシリコーンスプーン 1,280円(税込)
ニッショウ化学 エッグタイマー 1,298円(税込)

小久保工業所 花卵コロン 181円(税込)
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【つくり方】

1:鶏もも肉は皮目にフォークなどで穴をあけ、塩をもみ込んで15分ほど置く。ブラックオリーブは輪切りにする。

鶏もも肉は皮目にフォークなどで穴をあける

2:小鍋に卵にかぶる程度の水と1%の塩(分量外)、エッグタイマーを入れ、固茹でになるまで茹でて水にとる。しっかり冷やして殻をむき、飾り切りをする。

エッグタイマーを入れ、固茹でになるまで卵を茹でる。

エッグタイマーの色が赤から黒に変わることで、ソフト、ミディアム、ハードの茹で具合が一目瞭然!今回はしっかり固茹でします。

茹で卵の飾り切りができる花卵コロン

茹で卵を置いてコロコロ転がすだけで、お花のような飾り切りが完成!

3:ブレンダーに<ワンカイナソース>の材料を入れ、なめらかになるまで撹拌する。固いようであれば、牛乳を少量ずつ加えて固さを調節する。

ブレンダーでソースをつくる

ワンカイナソースをつくるときは、ミキサーよりもパワフルなジューサーがおすすめ。ゆるめのヨーグルトくらいの固さを目指して牛乳を足していきます。(今回使ったのは150ml)

4:フライパンにサラダ油をひき、冷たいうちに鶏肉を皮から入れてこんがりと焼く。ひっくり返して反対も焼き、粗熱をとって食べやすく切り分ける。

鶏肉を皮から入れてこんがりと焼く

5:お皿に盛り付けてソースをかけ、茹で卵とオリーブを飾る。

お皿に盛りつけて完成

ワンカイナソースは、茹でたジャガイモにかけて食べるのがもっともポピュラーな食べ方(パパ・ア・ラ・ワンカイナ)ですが、今回のようにお肉にかけたり、お魚のソースにしたりとさまざまな使い方ができるソース。セビーチェと並んでペルーを代表する料理だそう。できたて熱々ではなく、粗熱を取って常温でいただくのが本場流。

ワンカイナソースのチキンソテーのお味は?

ジャガイモにかけるパパ・ア・ラ・ワンカイナは食べたことがあるというじょいっこさん。ワンカイナソースが火を使わずにつくれることにびっくり!気になるお味は?

じょいっこさん、パパ・ア・ラ・ワンカイナを試食

じょいっこ「う〜ん、これこれ!見た目はかなり濃厚に見えるんですが、チーズの酸味と唐辛子のピリッとした辛味があって、意外にもあっさりした味わいなんです。それにしても、こんな凝ったソースが混ぜるだけでできてしまうなんて...」

濃厚に見えるんですが意外にもあっさり!

じょいっこ「これまでジャガイモしか食べたことがなかったですが、チキンソテーも香ばしさが加わってすごくおいしいです。茹で野菜全般にも合うし、ハンバーグにかけてもいいし、パンにつけて食べてもいい...。これさえあればなんでもペルー風にできちゃいますね!」

今回はチキンを焼きましたが、市販のサラダチキンにかけてもおいしいですよ、とヤミー先生。「それならますます火を使わずにつくれるじゃない!」と興奮気味のじょいっこさんなのでした。

 

おわりに

暑い夏にさっぱり食べられる、さらに、なるべく火を使わず調理できる。そんな夢のようなレシピに出会えた今回。美食の国として知られるペルーの魅力、ぜひみなさんも体感してみませんか?

【まだまだ知らない世界の料理 過去記事はこちら】
・ベトナム料理「バインドゥックノン」でお餅アレンジ!まだまだ知らない世界の料理 お餅のたのしさ広がる編 >>
・ミャンマーカレー「チェッターヒン」のレシピ大公開!まだまだ知らない世界の料理 ごはんがすすむ編

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