【文具沼vol.26】個性派カレンダーで、大人の趣味をみつける!?

この連載は、文具沼にハマった事務用品バイヤー大瀬が、あなたを深い深い文具沼へと誘(いざな)う物語。今回は、サウナや純喫茶、マンホールなど個性的なテーマを題材にしたカレンダーで、新たな趣味を探します。

新しいこと始めたいな...と思ったそんな時は

とある昼下がり。ハンズ本社の一室でヒントマガジン編集部の一人が「新しい趣味をみつけたいなぁ」と考えていた。

ガチャ(ドアが開く音)

??:何か考えごとかい?

―ん?その声は!

事務用品バイヤー大瀬事務用品バイヤーの大瀬

―大瀬さん!実は、新しいことをはじめたいなと思い、何かよい趣味はないかと考えていたところです。

大瀬:ふむ、趣味ですか...。私によい案が。しばしお待ちを。

―お、大瀬さん!?よい案とは一体何だろう...。

待つこと数分後

大瀬:お待たせしました。

何かを手にしている事務用品バイヤー大瀬カレンダーを小脇に抱えて戻ってきた大瀬

―カレンダーなんて持ってどうしたんですか?私は新しい趣味について考えていたのですが...。

大瀬:まぁ聞きなさい。これまでちょっと変わったタイプのカレンダーを何度か紹介してきたのを覚えていますか?

―もちろんです。制作者の「好き」がひしひしと伝わる奥深いカレンダーがたくさんありましたよね。それがどうかしたんですか?

大瀬:これまで紹介してきたマンホールカレンダーや純喫茶カレンダーは、制作者にとって愛してやまない「趣味の世界」。そんなカレンダーをヒントにすれば、新たに趣味として加えたい何かが見つかるかもしれません。

―なるほど!それはナイスアイデアですね。

サウナカレンダーでサウナ上級者に!?

大瀬:最初にご紹介するのは、サウナがテーマのカレンダー〈HAVE A GOOD SAUNA!〉です。サウナがテーマのカレンダーHAVE A GOOD SAUNA!
HAVE A GOOD SAUNA!
2023 SAUNA CALENDAR
卓上  1,430円(税込)
壁掛け 2,090円(税込)

―サウナはすごく人気ですよね。

大瀬:この制作者の方は女性で、行きたいサウナをめがけて旅にでる無類のサウナ好き。国内にとどまらず国外へも足を運び世界中のサウナを楽しまれているのです。

―国内外のサウナを巡られているなんてすごいサウナ熱の持ち主ですね。

大瀬:このカレンダーには、制作者が選ぶ国内のおすすめスポットが掲載されています。女性ならではの視点でサウナ施設の紹介や、「ととのう」などのサウナワードも紹介されています。

国内のおすすめサウナスポット

―月ごとに色んなサウナワードが掲載されていて面白い!月を重ねるごとにワードが上級者向けになっているんですね。

大瀬:初心者には、サウナ沼への扉を開くきっかけを、サウナ上級者にはさらなる知識や発見を与える内容になっています。このカレンダーを片手に紹介されている様々なサウナ施設を巡ってみるのも面白そうです。

―気になる施設はありましたか?

大瀬:私は静岡県にある「清流荘」へ行ってみたいです。まるでログハウスのような洒落た様子に心がくすぶられます。なんでも、大変貴重な木を使って建てられているのだとか。

サウナ施設 静岡県「清流荘」

―雰囲気がありますね。海外へ行った気分になれそう!施設の情報やこだわりについて丁寧に紹介されているので読みものとしても楽しめそうです。

大瀬:こちらはハンズ限定で、さらに初登場のカレンダーです。

―サウナで整う、サウナを巡る。とてもよい趣味になりそうです!

純喫茶カレンダー片手に非日常を味わう

大瀬:続いてご紹介するのは、今年で4年目の販売となる〈純喫茶カレンダー 2023〉。今年も純喫茶をこよなく愛する純喫茶コレクション・東京喫茶店研究所 二代目所長の難波里奈さん監修のもと、コアなファンの心をグッと掴むカレンダーが完成しました。純喫茶カレンダー 2023
純喫茶カレンダー 2023
卓上   1,650円(税込)
壁掛け 2,090円(税込)

純喫茶マニアのインタビュー記事
純喫茶マニアが語る、純喫茶の興味深い魅力とは?インタビューはこちら>>

今年で4作目とはかなりの人気ぶり。純喫茶の魅力って一体何なんでしょう。

大瀬:難波さんがおっしゃるには、純喫茶は日々の忙しさや苦しさを忘れ、心穏やかに過ごせる場所なのだとか。それは私も非常に共感ができるところ。

―大瀬さんも?

大瀬:私もよく純喫茶へ行くのです。歴史を感じる店内で、マスターや常連さんのお話を聞きながら昔ながらの喫茶メニューを味わう。その空間や時間が非日常のように感じられて、忙しい日々から少し離れることができるのです。

―非日常を味わえる場所か...素敵ですね。

大瀬:そんな純喫茶を難波さんが全国各地からセレクトして収録したのが〈純喫茶カレンダー 2023〉。私のお気に入りのお店「さぼうる(東京)」や、いつか行ってみたい「ソワレ(京都)」も掲載されています。
純喫茶カレンダー 2023 ソワレ(京都)

―お写真がどれも美しく、味わい深いですね。色んな純喫茶を訪れてお気に入りの店をみつけたくなりました。

かわいい純喫茶の文具はカレンダーと一緒に販売予定純喫茶アイテムをカレンダーと一緒に販売予定!

マンホールカレンダーと日本一周!?

大瀬:続いてご紹介するのは今年で6年目となる、これまた人気のシリーズ〈マンホールカレンダー 2023〉です。
マンホールカレンダー 2023
マンホールカレンダー 2023
卓上 1,650円(税込)

―かなりマニアックなカレンダーですよね。

マンホールカレンダーの過去のインタビュー
2018年から続いている人気のマンホールカレンダー。
マンホールカレンダーがうまれたきっかけやこだわりについてのインタビューはこちら>>

大瀬:マニアックなジャンルですが、「マンホーラー」と呼ばれる愛好家が全国に2,000~3,000人もいるほどマンホールの世界は盛り上がっているのですよ。

―マンホーラー!?マンホールの魅力って何なんですか?

大瀬:普段意識的にマンホールに目をやることは少ないと思うのです。下手すると一生気に留めない人もいるかもしれません。しかし、それでもマンホールにはこだわりがたくさん詰まっている。柄は滑りにくくするための工夫ですが、その柄一つとっても地域によって様々で、芸術的。〈マンホールカレンダー〉に収録されているデザインだけでも53種類もあるのです。気に留めてもらえないかもしれない、踏まれると分かっていても、手を抜かないデザインへのこだわりに私は心惹かれます。

マンホールカレンダーの表紙は大瀬が好きな北斎柄表紙は大瀬が好きな北斎柄

―こんなにたくさんのデザインがあることを知りませんでした。マンホーラーという方たちが存在することも!ただ、趣味にするには少しマニアックすぎ?

大瀬:そうですね。でも、旅行を兼ねればマンホール初心者でも気軽にマンホール沼への扉を開くことができるかもしれません。

―確かに!旅をしながら色んなデザインのマンホールを写真に収めるのもよさそうです。

大人もハマる絵本の世界。パンどろぼうカレンダー

大瀬:続いてご紹介するのは、〈2023 Calendarパンどろぼう〉です。2210bungunuma26_14-2.jpg
©Keiko Shibata/KADOKAWA
2023 Calendarパンどろぼう
卓上  1,320円(税込)
壁掛け 1,760円(税込)

―かわいいですね。「パンどろぼう」とは一体?

大瀬:絵本作家である柴田ケイコさんの絵本です。かわいらしいキャラクターとユーモアあふれるストーリーで大人からも人気がある作品なのです。カレンダーには、絵本で登場するシーンを月ごとに掲載しています。

パンどろぼうカレンダー イラスト©Keiko Shibata/KADOKAWA

―やさしい絵のタッチでほっこりしますね。イラストを見ているだけで、クスッと笑えてきます。

大瀬:私のお気に入りは6月のイラスト。このかわいさに癒やされます。

癒されるイラストのパンどろぼうカレンダー©Keiko Shibata/KADOKAWA

―本当だ(笑)。このカレンダーを飾れば、お部屋が明るくなりそうですね!

大瀬:カレンダーは毎日目にするもの。〈2023 Calendarパンどろぼう〉は、忙しい一日の中で、ふっと心が軽くなる瞬間を与えてくれるカレンダーです。

パンどろぼうカレンダーを飾ってほしい大瀬©Keiko Shibata/KADOKAWA

大瀬:付箋やペンさしが付いた卓上カレンダーもおすすめですよ。パンどろぼうカレンダー 卓上タイプ©Keiko Shibata/KADOKAWA
※ペンは演出用品です

―買い物へ行く時にササッとメモができて便利ですね。絵本は子供向けのものだとばかり思っていましたが大人も十分にハマれそうです。

大瀬:数ある絵本の中には思わず涙があふれる感動作、読むだけで癒やされる絵本など、大人の心をグッと掴む作品が多いです。絵本集めは素敵な趣味になると思いますよ。

大瀬のおすすめ。カレンダー集めという趣味もあり?

―ところで、大瀬さんの趣味は何ですか?

大瀬:私は職業柄ということもありますが、カレンダーをついつい集めてしまいます。家には色んな種類のカレンダーを飾っているのですよ。

―さすがカレンダー担当!大瀬さんのお気に入りカレンダーが知りたいです。

大瀬:私のおすすめは〈数字カレンダー〉。心が落ち着くやさしい色味の紙を使っている点が、普段パソコンで酷使する目を癒してくれそうで気に入っています。数字カレンダー
数字カレンダー
A5卓上タテ(日曜始まり・月曜始まり)1,100円(税込み)
A5卓上ヨコ(日曜始まり・月曜始まり) 935円(税込み)
A3壁掛け(日曜始まり・月曜始まり) 1,980円(税込み)

大瀬:数字の色には日本の伝統色を使っているのです。数字カレンダー 数字の色について

ーなぜ日本の伝統色を使っているのですか?

大瀬:日本の家屋やインテリアになじみやすくするためです。中面もシンプルなのですが、休日を表す色玉をやわらかなグラデーションにしてオシャレな印象に仕上げています。

月曜はじまりには枠線、日曜はじまりには枠線なし

―よく見ると、月曜はじまりには枠線があり、日曜はじまりには枠線がないですね。

大瀬:月曜はじまりは、利用者の多いグーグルカレンダーと同じ曜日はじまりな点、枠線があり整理して予定を管理しやすい点から、ビジネスパーソンにおすすめ。一方日曜はじまりは、枠線を取って開放感のある印象に。のびのびと趣味の予定を書き込みたい方におすすめです。

―枠線があるのとないのとでは、印象が結構変わりますね。大瀬さんにとってカレンダーとはどういう存在なんですか?

大瀬:そうですね...。ふとした瞬間に安心を与えてくれたり、刺激をくれる存在、ですかね。ただ予定を書き込むだけではなく、見て楽しめたり、心を落ち着かせることができるアート作品のようなもの。それが面白くてついつい集めてしまうのです。

―素敵なコレクションですね。カレンダー集めが趣味になるとは新しい発見でした!

大瀬:何かはじめてみたい趣味はみつかりましたか?

―どれも気になるものばかりで、まだ決めかねていますが、難しく考えず自由にチャレンジしてみます!まずはカレンダーをゲットして、その世界に少し触れてみたいと思います。

おわりに

新しい趣味を探しているのなら、個性豊かなカレンダーからヒントをもらうのもあり?ハンズでは、まだまだたくさんの個性派カレンダーが揃っているので、ぜひ店頭で気になるものをみつけてみてくださいね。

深堀りしたら、くらしが豊かに、もっと楽しく!ヒントマガジンプラス>>ヒントマガジンプラス

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